今回の記事では「確定申告」をネットで簡単に行う方法を画像解説付きでお届けするで~。

ワイも確定申告って聞くと、税務署に足を運んで、指摘されて・・・・と仰々しいイメージやった。
でも実際にやってみると、ネットに必要事項をパパっと打ち込んで印刷して郵送して完了するからめっちゃ簡単になっとるんや!
ちなみに、雇われモンが所得税の確定申告する場合、期間は例年2月中旬~3月中旬や。やからその期間内に書類をネットで作成して郵送する必要があるんやで。
忘れたら税金返ってこーへんからな!めっちゃ大事なんや!
今回の記事を参考にして、是非キミも確定申告をネットで簡単にやってみてや~。今回はPCの画面を例に解説していくで!(2018年度の確定申告からスマホ画面も用意されてるで!)
目次
確定申告が必須な所得控除
所得控除は下の記事で一覧表を紹介してるけど、この中で確定申告が必須の項目が3つあるんや。
-
薬剤師・看護師が簡単に始められる所得控除と税額控除の一覧表やで!
続きを見る
それが以下の3つや。
- 医療費控除
- 雑損控除
- 寄付金控除
「3.寄付金控除」についてはふるさと納税が関係してくるけど、「ワンストップ特例制度」を利用すれば確定申告は不要になるで。これは下の記事で解説してるよ。
-
ふるさと納税のワンストップ特例制度の具体的な申請方法を解説!
続きを見る
もしキミが医療費控除や雑損控除を適用させたい場合、必ず確定申告が必要なんやで~。その他の所得控除は年末調整でも確定申告でもどっちでもOKや。
事前準備:源泉徴収票と各種証明書
まずは事前準備や!
絶対に必要なのは「源泉徴収票」やで!
これは会社から12月の給料日頃までに貰ってる(or デジタル給与明細の場合はネットから印刷できる)と思うからこれを手元に置いておくんや。
その他には、控除に必要な各種の証明書が保険会社等から届いてると思うから、これも手元に置いておくんやで~。
控除を受ける保険等 | 証明書等の名前 |
・一般生命保険 ・介護生命保険 ・個人年金保険 | 生命保険料控除証明書 |
・地震保険 | 地震保険料控除証明書 |
・iDeCo(イデコ) | 小規模企業共済等掛金払込証明書 |
・ふるさと納税 | 寄付金受領証明書 |
・年金の追納 | 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書、 納付書・領収(納付受託)証書 |
・医療費控除 | 医療費の領収書 (※2017年度より不要となったけど5年間保管義務有り) |

確定申告書等作成コーナーにアクセス
ほなこっからネットで確定申告していくで~。まずは国税庁のHPにアクセスや!
>>国税庁 確定申告書等作成コーナー:https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
例年、1月上旬頃にその年度の確定申告用サイトがオープンするで!
アクセスしたら「作成開始」をクリックやで。
そしてたら次は「印刷して書面提出する」⇒「利用規約に同意して次へ」の順にクリックや。
ワンポイントアドバイス
提出方法には「e-Tax」ってゆーのもあるんやけど、これは「マイナンバーカード」と「専用のICカードリーダライタ」が必要やからなかなか一般的じゃなかったんや。
でもな、2019年1月以降の確定申告(2018年度分)からは、
- ID・パスワード方式
でe-Taxが利用できるようになったんや!これなら「マイナンバーカード」と「専用のICカードリーダライタ」は不要やで。
ただし、IDとパスワードは「税務署で職員による本人確認を行った上で発行」やから、一度は税務署に行かなアカンねんよなぁ~。
※参考:【国税庁】スマホ × 確定申告 スマート申告始まります!
次は作成する申告書を選ぶんやけど、、雇われ薬剤師・看護師がやるのは所得税だけやからな。
ここでは「所得税」をクリックやで。
次は所得の種類を選ぶんやけど、、、ここも雇われサラリーマンやったら基本は給与所得しかないからな。「給与・年金の方」の作成開始をクリックや。
もし職場からの給与所得以外の事業所得や不動産所得があるんやったら「左記以外の所得がある方」から入るんやで
申告者の情報入力
続いて申告者(キミ)の情報を入力していくで。
まずは「生年月日」を入力して「入力終了(次へ)」をクリックや。
次に所得の種類やけど、雇われモンは「給与のみ」にチェックして「入力終了(次へ)」をクリックや。

そんで給与所得の内容選択やけど、基本的には「1か所のみ」と「年末調整済である」にチェック付ければ大丈夫や。もし2か所から貰っとったり、年末調整してへんかったら、そこにチェックやで。
このパートの最後やけど、適応を受ける控除の選択にチェック(複数可)やで。下の画像の例やと、iDeCoや生命保険控除の確定申告の場合、「上記以外の控除の追加・変更」にチェックや。

選ばせる意味ないやんけー!ってなるで
ま、どれか一つにでもチェック入ってたらココは問題ないかな!
源泉徴収票の情報を入力
ほな、こっからは事前準備で手元に用意しておいた「源泉徴収票」の出番や!
給与の右にある「入力する」をクリックすると、色々入力できる画面が開くで。
画面左には源泉徴収票のどこの額を見て右側のボックスに入力していくかが載っとるから分かりやすいな。

4ページ分入力したら確認画面が出てくるから「次へ」をクリックや。そしたら変なポップアップが出よるけど、気にせず「OK」!
この他にも該当者は入力を求められる項目があるけど、画面に沿って入力していけば問題ないで~。
ここまで入力が完了したら給与や所得金額が自動で表示されるようになってると思う。「入力終了(次へ)」をクリックしてこのパートは完了や。
所得控除の入力
さぁ、こっからが本番や!
控除したい所得控除の項目をドンドン・ガシガシ入力していくで~~~!!
ん?所得控除ってなんぞ!?ってキミは下の記事から読み直してみてな☆(・ω<)
-
薬剤師・看護師が簡単にできる節税と言葉の意味をFPが図解!
続きを見る

入力したい所得控除の項目一覧が出てくるから、順番に入力していくで。
今回は例として
- 医療費控除
- iDeCo(小規模企業共済等掛金控除)
- 生命保険料控除
- 寄付金控除
を取り上げてるで!他の項目もほぼ一緒やからな、大まかなやり方掴んでくれたらOKや!
例:医療費控除の場合
先ほどの画面の「医療費控除」をクリックすると下の画面に飛ぶで。
「医療費控除」か「セルフメディケーション税制」かを選択できるけど、今回は「医療費控除」をクリックや。
参考医療費控除とセルフメディケーション税制はどっちか片方した適用できひんで
んで次は入力方法の選択やけど、すでに「医療費集計フォーム」を作成しとるんやったら、
- 医療費集計フォームを読み込んで、明細書を作成する
ってのが一番楽やで。
医療費集計フォームの入力方法については以下の記事で詳しく解説してるから見てみてな!
-
医療費控除の申告はどないするんや?確定申告?年末調整?
続きを見る

でも全員がそうちゃうよな。確定申告の時期になって領収書を掘り返して、さぁやろう!って人が多いと思うわ。
そんな人は、
- 医療費の領収書から入力して、明細書を作成する
を選択すれば画面上で医療費が入力していけるで。
下の画像が出てくるから、
- 医療を受けた方の氏名
- 病院・薬局などの支払先の名称
- 医療費の区分(複数選択可)
- 支払った医療費の額
- 生命保険や社会保険などで補填される金額
を順番に入力していけばOKやで。
参考
医療を受けた人と病院・薬局が同一やったら、まとめてもOKなんや。
例えば、ワイが「1月10日:○○病院で1万円」、「2月10日:○○病院で5千円」を支払った場合、合算して「病院・薬局などの支払先の名称:○○病院」、「支払った医療費の額:15,000円」と入力できるんやで。薬局も同じや。
全部入力できたら「入力終了」をクリックすると、あとは自動で医療費控除額を計算してくれるで~。
確認できたら「次へ進む」をクリックして完了や。所得控除の項目一覧のページに戻るで。
例:iDeCoの場合
所得控除の項目一覧のページの「小規模企業共済等掛金控除」をクリックすると下の画面に飛ぶで。
んで、手元にある「小規模企業共済等掛金払込証明書」の合計金額を「確定拠出年金法の企業型年金・個人型年金加入者掛金(iDeCo(イデコ))」ってところに入力するんや。

入力完了したら「入力終了(次へ)」をクリックして完了や。所得控除の項目一覧のページに戻るで。
例:生命保険(一般・介護・個人)の場合
所得控除の項目一覧のページの「生命保険料控除」をクリックすると下の画面に飛ぶから、「入力する」をクリックや。
そしたら「一般生命保険料の額」、「介護保険料の額」、「個人年金保険料の額」にそれぞれ証明書に書いてある金額を入力して「入力終了」をクリックやで。
入力した金額に間違いなければ「次へ進む」で完了や。所得控除の項目一覧のページに戻るで。
例:ふるさと納税の場合
所得控除の項目一覧のページの「寄付金控除」をクリックすると下の画面に飛ぶから、「入力する」をクリックや。
そしたら下の画面になるんやけど、なんとなく、ふるさと納税が10件あったら10件分別々に入力していかなアカンように見えるんやけど・・・・実は、
総額をまとめて入力してOK
なんやで!
上の画像の青く囲ったところに「入力件数が多い場合の入力方法はこちら」ってのがあって、そこを見るとこんなんが書いてあるねん。
<寄附金の内訳>
① A市(ふるさと納税):10,000円
② B市(ふるさと納税):5,000円
③ C市(ふるさと納税):20,000円
④ D市(ふるさと納税):8,000円<入力する単位>
1件目(①~④)→43,000円
※引用:【国税庁】確定申告書等作成コーナー「寄附金の入力件数が多い場合の入力方法について」
なので、入力する金額は各自治体から送られてきた「寄付金受領証明書」の合算でいいし、寄付年月日や寄付した自治体も代表的な1個だけ入力するだけで大丈夫なんやで~。

結局、寄付金受領証明書は添付するからな。税務署で確認してくれとるで。
「入力完了」をクリックしたら下の画面が表示されるから、間違いなければ「次へ進む」をクリックや。
ふるさと納税の場合、寄付金の全額が控除されるわけやなくて、「寄付金-2,000円(自己負担)」分が控除対象やったよな。やから「2,000円差し引いた額で所得控除を登録します~」ってポップアップが表示されるけど、そのまま「OK」や。
例として4種類の所得控除を紹介したけど、全部入力が完了すると、所得控除の項目一覧に入力した金額が反映されるんや。
金額に間違いないか確認したら「入力終了(次へ)」をクリックやで。
税額控除の入力
続いては税額控除の入力やけど、ここは住宅ローン控除とかが対象やな。
今回は割愛するけど、所得控除みたいに一個づつ入力していけばそんなに難しくはないから安心しーやー。
特に何もなければそのままスルーで次の画面に行こか。
還付金の計算~PDF出力
ここまで入力できたら自動的に還付金が計算されるんや!

年末調整ではなかなか節税効果が見えにくいけど、確定申告すると実際の節税効果が目に見えるんやで~!
「次へ」をクリックすると、還付金受取や手続きのためのいくつかの入力項目が出てくるねん。
まずは還付金の受け取り方法やけど、銀行振込みが可能やから、キミの銀行預金口座情報を入力して「入力終了(次へ)」をクリックや。
続いて住民税に関する事項の入力項目が出てくるけど、【必須】となっている項目に該当するチェックを付けて「入力終了(次へ)」をクリックや。
あとは住所・氏名等の入力やから、画面に従って入力したら大丈夫やで。
きちんと入力すると、最後印刷した時に、書類を送付する最寄りの税務署住所も出てくるから便利なんや。
で、最後に出ました、マイナンバーの入力!
子供がいたり、専業主婦(夫)の配偶者がいる場合には本人以外のマイナンバー情報も入力せなアカンで。
間違いなく入力できたら「入力終了(次へ)」で完了や!!!

最後に必要書類を添付して郵送!
申告書等印刷のページになるから、下の方にある「帳票表示・印刷」をクリックすると印刷用のPDFがダウンロードできるで!
PDFを開くと
- 第一表
- 添付書類台紙
- 第二表
- 第一表(控)
- 第二表(控)
- 提出書類等のご案内
って内容になってるんやけど、郵送するんは、「1.第一表」「2.添付書類台紙」「3.第二表」やで!
特に「2.添付書類台紙」には
- 源泉徴収票(原本)
- 本人確認書類(写)
を張り付けるのを忘れずにな!
んで、郵送する時には所得控除や税額控除で入力した保険等の証明書を同封したらOKやで。
郵送先はさっきのPDFファイルの一番最後に付いてるから、切り離して封筒に貼ったらええんやで~。
確定申告のまとめ
今回のは「確定申告」をネットで簡単に行う方法を画像解説付きでお届けしてきたで~!

でも実際やってみたら結構簡単やったで!!!
確定申告のまとめ
- 源泉徴収票と各種証明書を準備
- 確定申告書等作成コーナーにアクセスして必要情報を入力
- 源泉徴収票の情報を入力
- 所得控除と税額控除を入力
- PDFを印刷して税務署に郵送
一見ややこしそうやけど、自分で書類をダウンロードして手書きして税務署に提出、とするよりは遥かに楽になってるんや!
是非、キミも機会があったらネットで確定申告してみてや~。ほな、また!
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