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看護師が定年後にも無理なく働ける職場4選:退職金と年金に頼るな!

本記事は広告を含みます(令和5年3月28日内閣府告示第19号を受け、不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)に基づく表記)が、全て実体験に基づく内容です。

今回の記事では看護師が定年後も体力的に厳しくなく働ける職場を取材して参りましたのでご紹介していきます。

 

この記事で伝えたい事(結論)

 

基本的な定年の年齢は「60歳」ですが、国民・厚生年金の支給開始は基本「65歳」です。

この空白期間は退職金や今までの貯金を切り崩して生活可能だと思いますが、まだまだ元気で働けるのであれば看護師という専門資格を活かしてお給料を稼ぎたいと思われるのではないでしょうか。

 

また65歳から国民年金と厚生年金が支給されますが、合算しても月額でおおよそ16万円~23万円程です(具体的な数値は記事内で後述)。

 

奈須子
ゆとりある老後生活を営むためにこの年金額で果たして十分なのでしょうか?

 

今回、厚労省の資料や生命保険文化センターのアンケート調査を元に老後の必要資金額の試算等も行ってみました。是非ご覧のあなたの老後生活の参考にしていただければ嬉しく思います。

 

そしてもし老後資金に不安があるようでしたら、看護師という専門資格を活かして体力的に厳しくない職場で給料を稼ぐといった選択肢もあります。

 

ゆとりある老後に必要な生活費は?

老後に必要な生活費ですが、あるアンケートによると以下のような結果が得られています。

  • 老後の最低日常生活費夫婦2人):月額平均23.2万円
  • ゆとりある老後生活費(夫婦2人):月額平均37.9万円

【出典】(公財)生命保険文化センター|<「生活保障に関する調査」/2022(令和4)年度>より

 

ゆとりある生活の例としては「旅行・レジャー」、「身内とのつきあい」、「趣味」などが挙げられています。

ようするにゆとりある老後生活を営むためには夫婦2人で月に約38万円が必要ということですね。

 

奈須子
もしお子様が独立していない場合や、お孫さんや親戚付き合いで出費が多い場合、これ以上の額が必要となってきます。

 

一方、厚労省のデータでは老後の年金平均額は以下です。

  • 国民年金(老齢基礎年金):月額で64,817円
  • 老齢厚生年金(基礎年金含む):平均月額で男性169,006円、女性109,261円

【出典】
※老齢基礎年金額:日本年金機構|老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法
※厚生年金の平均月額(65歳以上):厚生労働省|厚生年金保険・国民年金事業の概況令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

 

夫婦フルタイムで共働きであった場合、上記の平均額が貰えるとすると以下の金額になります。

  • 老齢厚生年金2人分(男性平均額+女性平均額)≒28万円/月

 

夫のみの片働きであった場合、以下の金額ですね。

  • 国民年金1人分+老齢厚生年金1人分(男性平均額)≒24万円/月

 

ゆとりある老後生活費は38万円/月でしたので、いずれにせよ足りません。加えて、片働きであった場合やブランクがあった場合等には金額が大きく減りますので注意が必要です。

 

また、厚生年金額は人(年収)によっても大きく異なりますので、必ずご自身の額を調べるようにしましょう!毎年誕生日月に郵送される「ねんきん定期便」もしくはインターネットの「ねんきんネット」で確認ができますよ。

 

奈須子
もし年金額が十分な方はここまでお読みいただければ十分かと思いますので、以降は無視してくださって構いません。

ここからは高齢者の働き方について解説します。

 

高齢者の定年・再雇用と働き方改革

国民年金・厚生年金の支給開始は原則65歳からです。しかし定年は60歳のため、年金支給まで5年間の空白があります。

 

・・・・なんか不思議ですよね・・・。しかも今後は年金支給年齢の引き上げまで検討されていますので勘弁して欲しいです・・。

 

そこで厚労省も高齢者の雇用を促すために以下のようなルールを策定しています。

  1. 65歳までの定年の引上げ
  2. 65歳までの継続雇用制度の導入
  3. 定年の廃止

のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を実施する必要がある。

【出典】厚生労働省|高年齢者の雇用

 

現状、ほとんどの企業・職場で導入されているのは「②65歳までの継続雇用制度の導入」ですね。嘱託社員などが該当します。しかし継続雇用の場合、今の年収は激減し、おおよそ年収は200~300万円前後となってしまいます。

 

奈須子
①や③を導入してしまうと継続的な人件費がかかってしまうため、多くの企業は及び腰で導入していません。そりゃそうですよね。。

 

ただ、労働者としては同じ職場で同じ給料で65歳まで働きたいと考えるでしょう。私もそれが一番良いと思います。

 

そして2021年4月より、上記の義務に加えて、新たに70歳までの就業確保努力義務として追加されました。

次の①~⑤のいずれかの措置(高年齢者就業確保措置)を講じるよう努める必要があります。

  1. 70歳までの定年引き上げ
  2. 定年制の廃止
  3. 70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入
  4. 70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入
  5. 70歳まで継続的に以下の事業に従事できる制度の導入
    →事業主が自ら実施する社会貢献事業
    →事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業

【出典】厚生労働省|高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~

改正高年齢者雇用安定法が令和3年4月から施行されます

 

なかなか70歳までの就業確保を取り入れる会社は少ないと思います・・・。こういった国の流れがあるため、看護師でしたらその専門性を活かした60歳以降の働き方もきちんと考えておく必要があるでしょう。

 

奈須子
もし60歳以降の収入に不安がある場合、体にできるだけ負荷をかけない働き方もご検討されてはいかがでしょうか。次項からはおすすめの働き方を解説していきます。

 

定年後に無理なく働ける職場4選

看護師という専門職を活かしながらも体力的に無理なく働ける職場には以下があります。

 

おすすめの職場

  1. 今の職場で65歳まで継続雇用(嘱託社員)
  2. クリニック(診療科に注意)
  3. 健診センター
  4. 企業内・保育園・幼稚園内看護師

 

奈須子
今回、何名かの看護師(30代女性)に聞き取り・取材をしてきました。

もちろん定年後の働き方を経験したわけではありませんが、色々な職場を経験し、体力的に厳しくない職場をチョイスしています。

 

①今の職場で65歳まで継続雇用(嘱託社員)

まず一番の選択肢になるのがこれですね。

定年後は体力的に楽な業務へ転換したり、後輩の指導・育成に専属したり、と病院によって60歳以降の働き方が整備されていることがあります。

 

働く時間も

  • 常勤
  • 週30時間以上のパート
  • 週30時間未満のパート

といった具合で選択して勤務することが可能な職場もあります。

 

働きやすい環境整備の具体例については厚生労働省のHPに掲載されていますので是非ご覧くださいませ。

>>厚生労働省:看護師のセカンドキャリアにおける活躍を図るための職場環境整備の好事例集

 

こちらは実際に病院の再雇用で働いている60代の方のエピソードです。

60代/女性

私は最初の病院から2度ほど転職しましたが、子育て期間を経て現在の病院を35年勤め上げました。定年を迎えて自分のこれまでのキャリアを考えたときに、もう少し続けたい気持ちがあり、同じ病院に嘱託職員として再雇用して頂きました。

体力のことも考えフルタイムではありませんが、これまで同様患者さんと関わる仕事ができ、毎日いろいろなことがありますが楽しくやっています。

自分が21歳で免許を取得したときには、こんなに長く看護の仕事を続けると思っていませんでした。自分の知識や経験が求められているうちは、体調を整えながらやっていきたいです。

【引用】厚生労働省|看護師のキャリアと働き方>プラチナナース(定年退職前後)として働く

 

奈須子
ずっと病院看護師一本で働いていらっしゃった場合、そのまま再雇用を選択される方が多いようですね。

 

②クリニック(診療科に注意)

定年後のクリニック・診療所の看護師求人

クリニックも一般的には病院よりも体力的に厳しくない職場としておすすめです。もちろん夜勤はなく、日勤がメインです。

給料は時給1,500~2,000円前後といったところです。

 

奈須子
ただし、体力的な問題は診療科に大きく左右されますので診療科の選択は注意が必要ですよ。

 

比較的60歳以降でも働きやすいクリニックの診療科は以下ですね。

  • 内科(小児科含む)
  • 産婦人科
  • 皮膚科
  • 眼科

 

その他、整形外科も働きやすいと思いますが、クリニックによっては外来人数が多くて多忙なところもあります。

 

例えば、ナースパワーで調べたところ、週1回からの勤務OKで時間も9:00~14:00とかなり働きやすい職場も見つかりました。

神奈川県の求人ナースパワーより

 

奈須子
一般的な看護師のスキルがあれば60歳以降でも十分やっていけますし、ある程度の収入も得られます。またパート求人が多いため、もし自分に合わない場合にはすぐに変更することも可能ですよ。

 

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③健診センター

健診センターは、健康診断を受ける人達が利用することに特化した施設です。昔は病院内に設置されていることも多かったのですが、最近では独立して設置されていたり、敷地内の別の建物として設立されていたりしますね。

報酬としては時給換算で1,000~1,500円前後といった傾向です。前述のクリニックよりも給与は少なめな印象ですが、体力的には非常に楽ではないでしょうか。

 

業務内容としては、採血、身長・体重・腹囲測定、心電図、など一般的な健康診断から、胃・大腸内視鏡の介助、眼圧測定、CT・MRI補助などの人間ドックのような特殊な健康診断まで幅広くあります。

 

実際に働いていらっしゃる方の1日の流れはこんな感じですよ。

  • 8:00 出勤
  • 8:00~ 8:30 ミーティング
  • 8:30~12:30 健診業務
  • 12:30~13:30 休憩
  • 13:30~14:30 翌日の健診準備
  • 14:30~16:00 健診実施記録およびデータ入力
  • 16:00~17:00 データスクリーニング
  • 17:00 退勤

【引用】厚生労働省|看護師のキャリアと働き方>例)健診センターの1日の流れ

 

健診センターは実際にナースパワーこんな求人が出ていました。

 

<健診センターの例>

 

 

繁忙期のみであったり、1日から就業可能であったり、とこちらも定年後としては働きやすい職場になります。ただし、時給はクリニックには劣りますのでご注意ください。

 

健診センターによっては専門技術が必要(例:内視鏡介助)な場合もありますので、病棟で経験が無かった場合、適さないこともあります。

 

奈須子
従って、病棟看護師としてある程度採血等の基本経験があった方にピッタリではないでしょうか。

 

友人看護師に実際のところを聞いてみました。

友人看護師

  • 1日に何十人も捌く必要があるが、基本健康な人を対象にするので病棟看護師よりは体力的に楽と感じた。
  • 一般的な看護スキルがあれば苦労なくできる(病棟経験が浅くても可)し、ブランクがある程度あっても大丈夫。
  • 内視鏡介助など、専門の健診センターだと経験者しか求人がない。
  • 平日の日勤がメイン(センターによっては土日あり)のため、定年後の働き方しては最適。
  • 何かあっても医師が常駐している安心感がある。
  • 給料は安い。

 

こちらは実際に休職後に健診センターで復職されている40代の方のエピソードです。

40代/女性

休職後、たまたまハローワークで紹介された健診センターに就職しました。病院では内視鏡センターにいたこともあり、健診業務も一部携わっていましたが、健診のみの業務は初めてでした。就職した健診センターは人間ドックもあり、病院での知識・経験が生きています。

健診センターを利用する方は働いている方がほとんどですから、限られた時間の中で効率よく検査を進めていくことが求められます。また、病院で勤務していた時よりも、接遇や自分の身だしなみに気をつけるようになりました。勤務の都合もあうので今の私にはあっていると思います。

【引用】厚生労働省|看護師のキャリアと働き方>例)健診センターの1日の流れ

 

病棟経験者でしたら老後の選択肢としては最適なのではないでしょうか。体力的にもハードではなく、夜勤もありません。

 

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④企業内・保育園・幼稚園内看護師

それでは最後に企業内・保育園や幼稚園内の常勤・非常勤看護師について解説していきます。

非常勤なら時給は2,000円前後という相場です。

 

業務内容としては主に以下がありますね。

企業 保育園・幼稚園
主な業務内容 ・日常の健康管理業務(社員)
・健康診断
・産業医連携
・メンタルヘルス管理
・診察介助
・日常の健康管理業務(園児・職員)
・健康診断
・体調不良や怪我などの初期対応(医師と連携)
・感染症等の予防対策
・保育サポート

 

企業内・保育園・幼稚園内の看護師業務としては健康管理や体調不良時の対応等のため、病棟看護師のような切迫した事象は起こりにくいです。子供がお好きな方でしたら保育園・幼稚園はおススメですよ。

 

奈須子
基本は健康な人を対象としますし、勤務は平日の日勤がほとんどのため、定年後の働き方としては最適ではないでしょうか?

私の子供も今保育園に通っていますが、常勤の看護師さんは定年された女性ですよ。今でも元気に働かれています。

 

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奈須子
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もし、確認せずに働きだしたら「定年後に働いている人には冷たかった」とか、目も当てられませんからね・・・。

 

定年後の看護師求人の探し方

ここまで定年後にも働きやすい働き方4選をご紹介してきましたが、実際に求人はどのように探せばよいのでしょうか?

 

ご自身でハローワークに足を運んでも良いのですが、なかなか定年後の人は優先してくれないのが現実です。

 

またいくら看護師とはいえ、あなたの希望にぴったりな定年後の求人を見つけるのは容易ではありませんし、ネットには公開されていない『非公開求人』もたくさんあります。

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まとめ

記事のまとめ

  • 定年60歳から年金支給開始の65歳までの空白期間は収入が無い
  • 国民年金・厚生年金を合計しても平均は月10万円~17万円程(1人あたり)
  • ゆとりある老後資金は月約38万円(夫婦2人)
  • 看護師の専門性を活かした定年後の働き方もある
  • 定年後の求人を探すためにも転職サイト(例:ナースパワー)への登録は必須

 

今回、厚労省の資料や生命保険文化センターのアンケート調査を元に、年金額や老後の必要資金額などの試算、そして定年後の看護師の働き方について解説しました。

 

もし老後資金に不安があるようでしたら、本記事を参考にしていただき看護師という専門資格を活かして体力的に厳しくない職場で働くといった選択肢もご検討いただければ嬉しく思います。

 

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  • この記事を書いた人

奈須子@看護師

看護師・介護士向けの記事を作成しています。介護士(介護職)から看護師になりました。中身は数名の実在する看護師・介護士の集合体のため、概念みたいなものとお考えくださいませ(メディカルタックス運営者が看護師・介護士に取材)。

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