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ふるさと納税のe-Tax確定申告|まとめて入力で証明書提出は省略!電子データの場合は?

本記事は広告を含みます(令和5年3月28日内閣府告示第19号を受け、不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)に基づく表記)が、全て実体験に基づく内容です。

ふるさと納税をe-Taxで確定申告する場合、

  • 入力画面で複数件まとめて入力して大丈夫なのか?
  • 寄附金受領証明書の提出は省略で大丈夫なのか?
  • 上記を併用しても大丈夫なのか?
  • xmlデータを利用すれば上記は全て不要なのか?

について調べているキミ向けの記事やで!

 

Key
ワイもネットで調べたんやけど、明確にOKって解説しているサイトは無かったんや・・・。

 

なので税務署と税理士に確認してきた結果、「上記は全てOK」との回答を得たよ!

 

その根拠と共に、何故これが調べてもあまり分からずにややこしいのかについて解説していくわ~。ふるさと納税の概要については以下の記事を参考にしてみてなっ♪

ふるさと納税の理念や概要について解説!薬剤師・看護師の節税・節約にぴったり!

続きを見る

 

また、2021年度分(2022年の確定申告)からは、各ふるさと納税サイト(特定事業者)から申し込んだ寄付を1つにまとめた「寄附金控除に関する証明書(電子データ)」を利用すれば、そもそも紙の証明書や個別の入力が不要になったで。

【出典】国税庁|ふるさと納税に係る寄附金控除に関する証明書等について

 

電子データ(xmlファイル)を用いた方法とメリットについても解説していくでーーー!

 

ふるさと納税と申告方法

サラリーマンがふるさと納税する場合、申告方法としては以下の2種類がある。

  • ワンストップ特例制度を利用
  • 確定申告(e-Taxなど)

 

ワンストップ特例制度を利用する場合、都度、寄付した自治体に書類を提出するんやけど、できる人が限られてるのが注意点や(以下のフロー図参照)。

ふるさと納税の申告方法|ワンストップ特例か確定申告かのフロー図

 

ワンストップ特例制度を利用する場合、具体的なやり方については以下の記事で解説しとるで。

ふるさと納税のワンストップ特例制度の具体的な申請方法を解説!

続きを見る

 

Key
さて、こっから本題のe-Taxを用いたふるさと納税の確定申告について解説していこか!

 

紙の寄付金受領証明書を利用したe-Tax

まずは従来通り、各自治体から届いたの「寄付金受領証明書」を用いたe-Taxからや。

 

本記事ではふるさと納税の部分だけ抜粋しとるけど、大枠のやり方については以下の記事で解説しとるから参考にしてみてな!

【2024年版】確定申告はネットで作成して郵送で完了!税務署に行かなくてOK

続きを見る

 

確定申告画面を進めていくと、所得控除として「寄附金控除」を選択する画面がある。これがふるさと納税を入力する部分やな。

ふるさと納税の入力は所得控除の中の寄付金控除

 

そして少し進むと、こんな画面が表示されるんやけど・・・。

確定申告のふるさと納税の入力画面:1件ずつ入力してください、と表示されている

 

_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_

> 寄附金の証明書を1件ずつ入力してください。<

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

\(^o^)/

 

まじ?

え、件数、20件くらいあるんやけど?

え、え、メンド・・・まじ?

 

ってなると思う。

 

Key
実際ワイも20件くらいふるさと納税やってるから「ふぁっ!?」ってなった。

 

でも安心してな。分かり辛いけど、ちゃんとQ&Aには書いてあるんや。

 

寄附金の入力件数が多い場合の入力方法について

国税庁の確定申告Q&Aページがあるんやけど、ココに色々質問が載ってるんよ。

国税庁令和5年分 確定申告書等作成コーナーよくある質問

 

ふるさと納税の件数が多い場合についてはこれやな。

<寄附金の入力件数が多い場合の入力方法について>

寄附金の受領証明書等を確定申告書とともに書面で提出される方は、以下の種類ごとに金額をまとめて入力することができます。

(1) 国に対する寄附金
(2) 都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)
(3) 日本赤十字社に対する寄附金※
(4) 共同募金会に対する寄附金※
(5) 政党及び政治資金団体に対する寄附金
(6) 認定NPO法人等に対する寄附金※
(7) 公益社団法人及び公益財団法人等に対する寄附金※
(8) 上記(1)~(7)以外の寄附金控除に該当する寄附金 ※
(※) 上記(3)、(4)、(6)、(7)、(8)については、寄附先の所在地が住所地の都道府県か住所地以外の都道府県かなど、「寄附金の種類の詳細」の選択がありますので、その選択する種類ごとにまとめて入力を行ってください。

【出典】令和5年分 確定申告書等作成コーナーよくある質問|寄附金の入力件数が多い場合の入力方法について

 

Key
種類ごとにまとめてOKって書いてあるな!

 

ふるさと納税は上記の(2)に該当するから、ふるさと納税をまとめて入力してもOK!ってことや。

 

具体例も上記Q&Aページに載ってるんやけど、こんな感じ。

寄附金の内訳

① A市(ふるさと納税):6,000円
② B市(ふるさと納税):5,000円
③ C市(ふるさと納税):10,000円
④ D市(ふるさと納税):20,000円
⑤ E市(ふるさと納税):5,000円
⑥ F市(ふるさと納税):5,000円
⑦ 日本赤十字社を通じて支払った一定の義援金:8,000円
⑧ 住所地の日本赤十字社支部に対する寄附金:10,000円
⑨ 住所地の日本赤十字社支部に対する寄附金:4,000円

入力する単位

1件目(①~⑥)→51,000円
2件目(⑦)→8,000円
3件目(⑧~⑨)→14,000円

 

実際にワイはe-Taxで確定申告した時、ふるさと納税件数が20件程あったけど、合算額を一つにまとめて提出したで~。

寄附金受領証明書はe-taxの場合、提出省略可能(5年間自宅保管)

寄附金受領証明書

e-taxの入力画面ではふるさと納税の合計額を入力する

e-Taxの入力画面

 

その年の一番最初に寄付した「日付」と「自治体名 他」と入力して、金額は合算でOK!

 

そのまま確定申告の作成を進めていくと、最後に申告書が作成されて提出書類等が表示されるんやけど、その中に「寄付した団体等から交付を受けた寄附金の受領書等」は「提出省略」に該当するって書いてある。

 

Key
これについても実はQ&Aページに記載があるんや。

 

第三者作成書類の添付省略の制度(e-Tax限定):5年間保管

省略できる書類は決まっていて、具体例についても「令和5年分 確定申告書等作成コーナーよくある質問」に掲載されとる。それがこれや。

  • 住宅借入金等特別控除に係る借入金の年末残高証明書
  • 特定増改築等住宅借入金等特別控除(バリアフリー改修工事)に係る借入金の年末残高証明書
  • 特定増改築等住宅借入金等特別控除(省エネ改修工事等、多世帯同居改修工事)に係る借入金の年末残高証明書
  • 政党等寄附金特別控除の証明書
  • 認定NPO法人寄附金特別控除の証明書
  • 公益社団法人等寄附金特別控除の証明書
  • 特定震災指定寄附金特別控除の証明書

【出典】e-Taxを利用して所得税の確定申告書を提出する場合の「生命保険料控除の証明書」などの第三者作成書類の添付省略の制度について教えてください。より一部抜粋

 

ふるさと納税は上記の「寄付金控除の証明書」に該当するから、e-Taxで確定申告する場合、提出省略が可能!!

 

ただし、上記ページにも注意書きがあるんやけど、証明書は5年間保管しとかなアカン。

入力内容を確認するため、必要があるときは、原則として法定申告期限から5年間、税務署等からこれらの書類の提出又は提示を求められることがあります。この求めに応じなかった場合は、これらの書類については、確定申告書に添付又は提示がなかったものとして取り扱われます。

 

Key
捨てたりせずにちゃんと家に5年間保管しておくように!

 

2023年度分(2023年1月~12月)の法定申告期限は2024年3月15日やから、5年間とすると・・・

  • 2029年3月15日まで保管

が必要ってことになるな。

法定申告期限が土日祝日の場合、その直後の業務日(平日)

 

まとめて入力かつ提出省略は可能?

ここまで国税庁のQ&Aを参考に、e-Taxで確定申告する場合には

  • ふるさと納税額をまとめて入力可能
  • 証明書の提出が省略可能

ということを解説してきたで!

 

で、気になるのが、「これを併用して利用しても大丈夫か?」ってことや。

 

なんでそう思ったかと言うと・・・

ネットで調べると国税庁の「確定申告書等作成コーナーよくある質問」の平成29年のQ&Aページにこんなんが残って掲載されとるからや。

平成29年:寄附の件数が多い場合(おおむね3件以上)の入力について

平成29年分 確定申告書等作成コーナーよくある質問|寄附の件数が多い場合(おおむね3件以上)の入力について

 

えーと・・・、提出を省略する場合は「入力方法(1)」と・・・。

  • 寄附の全件について、寄附金控除の入力画面に表示される各欄の入力を行う必要があります。
  • 件数が多い場合など、金額をまとめて入力した分については、提出又は提示しなければなりません。

 

Key
ふるさと納税の全件を個別で入力!!!?まとめた分は省略できひんの!!!??

 

って思ってまうんや。ワイもキミも同じこと思ったんちゃう??

 

でも安心してな。平成30年以降の同Q&Aからはこのフローチャートは削除されとる。

平成30年分 確定申告書等作成コーナーよくある質問:寄附金の入力件数が多い場合の入力方法について

 

なので今現在は各Q&Aに従って、

  • ふるさと納税額をまとめて入力可能
  • 証明書の提出が省略可能(e-Taxの場合)

ってことになる。

 

ワイは心配性やから、最寄りの税務署と税理士にちゃんと電話で確認して裏を取ったで!

とぅるるる・・・とぅるるる・・・・

  • Q:e-Taxでふるさと納税額をまとめて入力した場合でも寄付金受領証明書の提出は省略で問題ありませんか?
  • A:はい、問題ありません。ただし、証明書は5年間必ず保管しておいてください。

当サイト(メディカルタックス)調べ

 

xmlデータで交付された寄付金控除証明書を利用したe-Tax

2021年度の確定申告からは紙だけでなく、xmlデータで交付された寄付金控除証明書でもe-Tax可能になったんよ。

 

ふるさと納税でxmlファイルのみでe-Taxを完了する方法の概略図

【出典】楽天ふるさと納税 > [ふるさと納税はじめてガイド] 確定申告について

 

楽天の場合、申請すれば数日後にxmlファイルがダウンロードできるで。

楽天ふるさと納税の「寄附金控除に関する証明書」

 

確定申告画面のふるさと納税額入力のところで、「データで交付された証明書等の入力」から上記xmlファイルをアップロード!

e-Tax確定申告:データで交付された証明書等の入力

 

アップロードすると、寄付した自治体名や金額が一気に入力できるから、めちゃくちゃ簡単や!

データで交付された証明書等の入力をすると、ふるさと納税の金額がすべて反映される

 

紙の寄付金受領証明書は不要?廃棄可能?

xmlデータをアップロードしてe-Taxの確定申告を完了すれば、紙の寄付金受領証明書は廃棄してもOK。なんて素晴らしい制度!

 

根拠は国税庁のHPに記載があるで。

寄附金控除の適用を受けるためには、所得税の確定申告書に特定寄附金の受領者が発行する寄附ごとの「寄附金の受領書」等の添付が必要ですが、令和3年分以後の確定申告においては、特定寄附金の受領者が地方団体である場合(特定寄附がふるさと納税である場合)は、寄附ごとの「寄附金の受領書」に代えて、特定事業者が発行する年間寄附額を記載した「寄附金控除に関する証明書」を添付することができます。

【出典】国税庁|ふるさと納税に係る寄附金控除に関する証明書等について

 

紙の寄付金受領書に“代えて”、寄付金控除証明書(xmlデータ)を添付すればOKて書いてあるからな。

 

注意:寄付金受領証明書の保管について

  • 念のため、自治体から別途発行される寄附金受領証明書は破棄せず、確定申告の完了まで手元に保管していただくことを推奨します。
  • e-Taxへの送信ができず郵送・持参で確定申告をする場合には、自治体から発行される寄附金受領証明書が必要となるためです。

 

Key
これならサラリーマンであってもワンストップ特例制度を利用するより、e-Taxで確定申告した方が多分楽やと思うで。

 

結論

ほな、冒頭でも紹介したけど、本記事のまとめや。

 

ふるさと納税のe-Tax確定申告

  • 入力画面で複数件まとめて入力してもOK!
  • 寄附金受領証明書の提出は省略でOK!ただし5年間保管!
  • 上記を併用してもOK!
  • xmlデータを利用すればそもそも紙も個別入力も不要

管轄によって異なる可能性もあるため、不安な場合はご自身の管轄税務署にお問い合わせください。

 

なかなかネットで調べても解説してるサイトが無かったから今回記事にしてみたで。キミの確定申告時の参考にして貰えれば嬉しいよー!

 

メディカルタックスではサラリーマン向けに節税の考え方について解説してるから、気になるキミはサイトも見ていってや。ほな、また~。

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Key(中二病)

【保有資格】薬剤師、2級FP技能士、他
深淵の闇(関西)より生まれしmaster swordsman。暗黒の使者(税金の計算)と奮闘中。中身はいたってマジメな社畜リーマン。
プロフィール・運営者詳細

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