衛生

衛生:生活習慣病の予防②、職業病(19問)

問1 発がんのリスクに関する記述のうち正しいものはどれか。

①運動は胃がんのリスクを下げる。

②飲酒は肺がんのリスクを上げる。

③肥満は大腸がんのリスクをあげる。

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正解は③でした!

【解説】

①誤。運動によって胃がんのリスクが下がるわけではない。

②誤。飲酒は肺がんになるリスクを上げる要因にならない。

③正。肥満や飲酒は大腸がんのリスクを上げることが示されている。

 

問2 メタボリックシンドロームに関する以下の記述のうち正しいものはどれか。

①インスリン感受性が増加しやすい。

②診断には血中尿酸値を測定する。

③高血糖を伴うことがある。

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正解は③でした!

【解説】

①誤。メタボリックシンドロームの合併症にⅡ型糖尿病があり、糖尿病患者ではインスリン感受性が低下していることが多いので、感受性は増加しにくい。

②誤。腹囲のほかに高血糖、高血圧、脂質異常症が診断の判定項目である。

③正。

 

問3 長期(数十年)喫煙者に最も起こりやすい疾患として適切なものはどれか。

①狭心症

②慢性閉塞性肺疾患

③食道がん

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正解は②でした!

【解説】

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大のリスク要因は喫煙である。

COPDはたばこの煙に含まれる有害物質を長期に吸入暴露することで生じる炎症性疾患である。

狭心症や食道がんも喫煙がリスク要因であるが最も起こりやすい疾患はCOPDと考えられる。

COPDの疾患解説と治療薬については下記記事をご参照。

 

問4 特殊健康診断におけるキシレンのバイオマーカーはどれか。

①メチル馬尿酸

②β2ミクログロブリン

③フェノール

▽解答はこちら▽

正解は①でした!

【解説】

β2ミクログロブリンはカドミウムの暴露指標、フェノールはベンゼンの暴露指標である。

 

問5 高圧状態から急激な減圧によって起こるものはどれか。

①VDT障害

②ケイソン病

③白ろう病

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正解は②でした!

【解説】

ケイソン病は潜水病や減圧症などといわれ、潜水時の高圧下から急激に常圧に戻る際に生じる。

 

問6 チェーンソーなどの振動作業に長期間従事することで起こる職業病はどれか。

①白ろう病

②ケイソン病

③頸肩腕症候群

▽解答はこちら▽

正解は①でした!

【解説】

白ろう病はレイノー症候群ともいわれ、末梢血管・神経障害が起こる。

ケイソン病は減圧症である。

頸肩腕症候群はコンピュータ操作などに従事する労働者に発生する。

 

問7 肝血管肉腫の原因物質として正しいものはどれか。

①アスベスト

②ベンゼン

③塩化ビニルモノマー

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

アスベストは中皮腫、ベンゼンは白血病の原因物質である。

塩化ビニルモノマーはプラスチックなどに使用されている。

 

問8 VDT(visual display terminal作業従事者に多く見られる健康障害はどれか。

①熱中症

②頸肩腕症候群

③レイノー症候群

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

頸肩腕症候群はパソコンなどの長期使用の結果、頸部、肩、手指の痛み、こわばりなどを訴える障害のことをいう。

事務作業の機械化にともない患者が増加している。

 

問9 スチレンのバイオマーカー(生体指標)として正しいものはどれか。

①馬尿酸

②メチル馬尿酸

③マンデル酸

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

馬尿酸はトルエンのバイオマーカー、メチル馬尿酸はキシレンのバイオマーカーである。

トルエンにメチル基がついたものがキシレンなので関連づけて覚えておこう。

 

問10 無機鉛の尿中のバイオマーカー(生体指標)はどれか。

①δ-アミノレブリン酸

②コプロポルフィリン

③尿たんぱく

▽解答はこちら▽

正解は①でした!

【解説】

無機鉛の尿中バイオマーカーはδ-アミノレブリン酸である。

コプロポルフィリンは四アルキル鉛のバイオマーカーである。

 

問11 労働衛生管理を定めている法律はどれか。

①労働基準法

②健康増進法

③労働安全衛生法

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正解は③でした!

【解説】

労働安全衛生法は、労働災害の防止を目的として、労働衛生管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)などを定めている。

 

問12 職業病に関する次の記述のうち正しいものはどれか。

①局所振動によりケイソン病が起こる。

②パソコン作業従事者には頸肩腕症候群が起こりやすい。

③騒音性難聴は初期に低音域の聴力障害が現れる。

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

①誤。局所振動によって起こる障害は白ろう病である。

②正。

③誤。低音域ではなく高温域に聴力障害が起こる。

 

問13 尿路系腫瘍を発症しやすい物質はどれか。

①ベンゾ〔α〕ピレン

②アスベスト

③ベンジジン

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

ベンジジンは膀胱などの尿路系にがんを発生させる。

アスベストは肺がんや中皮腫の原因になる。

ベンゾ〔α〕ピレンは皮膚がんや肺がんなどの原因として知られている。

 

問14 有機物の不完全燃焼によって生じる気体はどれか。

①一酸化窒素

②一酸化炭素

③シアン化水素

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

有機物には炭素が多く含まれており、燃焼することで水と二酸化炭素などを発生する。

燃焼が不完全だと酸化が進まず、一酸化炭素を生じる。

この一酸化炭素はヘモグロビンに対する親和性が酸素の約300倍であり、酸素とヘモグロビンの結合を阻害し酸素欠乏状態をもたらす猛毒である。

 

問15 作業管理の該当するものはどれか。

①休養

③遠隔操作

③呼吸保護具の装着

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

作業管理は、暴露量や作業の負担の軽減を目的とし、作業形態や条件を指導又は改善することをいう。

具体的には呼吸保護具の装着や作業方法の改善などがある。

 

問16 有害物質を取り扱う職場での労働衛生管理に関する記述のうち、正しいものはどれか。

①作業環境管理は暴露濃度を指標とする。

②呼吸保護具の装着は作業環境管理にあたる。

③健康管理は体内に侵入した有害物質による傷害の予防を含む。

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

①誤。作業環境管理とは環境中濃度を指標とするものであり、暴露濃度を指標とするものは、作業管理である。

②誤。作業環境管理ではなく作業管理である。

③正。

 

問17 下着、靴下などのしわや縮みを防ぐために樹脂加工剤が使用される。この樹脂加工剤に由来し、ヒトの健康に影響を与える化学物質としてこれらの繊維製品に含まれる可能性が最も高いのはどれか。

①ホルムアルデヒド

②トリクロロエチレン

③メタノール

▽解答はこちら▽

正解は①でした!

【解説】

ホルムアルデヒドは抗原性が強くアレルギー感作を起こしやすいため、しわや縮みを防ぐために樹脂加工剤としての繊維製品中の濃度が規制されている。

 

問18 有害物質を含有する家庭用品に対しては、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」による規制基準が定められている。この化学物質の場合、どのような性質を想定してこの基準が定められているか。1つ選べ。

①肝臓障害を引き起こす。

②アレルギーを起こしやすい。

③生殖機能障害をおこすおそれがある。

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

ホルムアルデヒドは、粘膜刺激や皮膚アレルギーの原因となることがある。

特に抗原性が強いホルムアルデヒドは、皮膚が敏感な乳幼児においてアレルギーを起こしやすい。

有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律では、肌に触れる線維製品1gあたりのホルムアルデヒドの基準が定められている。

 

問19 特殊健康診断においてベンゼンのバイオマーカー(生体指標)として正しいものはどれか。

①馬尿酸

②フェノール

③β2-ミクログロブリン

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正解は②でした!

【解説】

馬尿酸はトルエンのバイオマーカーであり、β2-ミクログリブリンはカドミウムのバイオマーカーである。

 

 

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  • この記事を書いた人

木元 貴祥

【保有資格】薬剤師、FP、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。

今でも現場で働く現役バリバリの薬剤師で、薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

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