衛生

衛生:感染症③(20問)

問1 HIVの感染経路として最も多いものはどれか。

①異性間の性的接触

②同性間の性的接触

③母子感染

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正解は②でした!

【解説】

HIVは同性間の性的接触による感染が圧倒的に多い。

しかし、異性間の性的接触による感染も十分にありえるのでコンドームなどによる性行為感染症予防は徹底しよう。

 

問2 予防接種により地球上から根絶された感染症はどれか。

①風疹

②破傷風

③痘そう

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正解は③でした!

【解説】

種痘(痘そうに対する予防接種)により1980年に根絶宣言が出された。

免疫を持たない人が多くなり、生物テロへの使用が危惧されるため、一類感染症に指定されている。

 

問3 次のうちDNAウイルスはどれか。

①ポリオウイルス

②痘そうウイルス

③SARSコロナウイルス

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正解は②でした!

【解説】

ポリオウイルスはピコルナウイルス科のRNAウイルスであり、経口感染して咽頭や小腸の粘膜で増殖し、リンパ節を介して血液中に入り、中枢神経系の運動ニューロンに感染し破壊することで麻痺を生じさせる。

痘そうウイルスはポックスウイルス科のDNAウイルスであり、1980年に根絶宣言が出された。

SARSコロナウイルスはRNAウイルスで重症急性呼吸器症候群は新興感染症として知られている。

 

問4 SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスの感染経路はどれか。

①ダニ

②蚊

③ヒト

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正解は①でした!

【解説】

ブニヤウイルス科のSFTSウイルスが寄生したマダニにかまれることで発症する。

 

問5 日本脳炎ウイルスの感染経路はどれか。

①ダニ

②蚊

③ノミ

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

日本脳炎ウイルスはフラビウイルス科のRNAウイルスであり、コガタアカイエカなどの蚊によって媒介される。

 

問6 チクングニア熱を媒介するものはどれか。

①ノミ

②ダニ

③蚊

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正解は③でした!

【解説】

チクングニアウイルスはトガウイルス科のRNAウイルスであり、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどの蚊が媒介する。

 

問7 狂犬病が発症した際の死亡率はおよそいくらか。

①0%

②50%

③100%

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正解は③でした!

【解説】

狂犬病ウイルスはラブドウイルス科のRNAウイルスであり、感染した犬の咬傷などから唾液とともにウイルスが伝染することが多い。

発症した際の死亡率はほぼ100%である。

 

問8 インフルエンザウイルスのエンベロープ表面にあり、シアル酸との結合に大きく関与しているものはどれか。

①ノイラミニダーゼ

②ヘマグルチニン

③カタラーゼ

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正解は②でした!

【解説】

インフルエンザウイルスはエンベロープ表面にHA(ヘマグルチニン)とNA(ノイラミニダーゼ)をもっており、結合に関与しているのはHAである。シアル酸との結合を解除(ウイルスの放出)に関与しているのがNAである。

HAとNAは種類により複数の亜型が存在する。

A型インフルエンザには16種類のHAと9種類のNAが報告されており、H1N1~H16N9までの亜型が存在する。

治療薬にはノイラミニダーゼ阻害薬がある。

 

問9 クロイツフェルト・ヤコブ病は感染症法において何類疾患に指定されているか。

①1類

②3類

③5類

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正解は③でした!

【解説】

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)はヒトのプリオン病であり、核酸を有していない耐熱性の異常プリオンタンパク質が病原体である。

CJD患者からの硬膜移植、脳手術器具の汚染、脳下垂体から抽出したホルモンの投与などによる感染例が知られている。

 

問10 プリオン病に関する以下の記述のうち正しいものを選べ。

①病原体は易熱性の異常プリオンタンパク質である。

②異常プリオンはプロテアーゼに抵抗性をもっていない。

③動物のプリオン病としてはウシのBSEがある。

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

①誤。病原体は耐熱性の異常プリオンタンパク質である。

②誤。異常プリオンはプロテアーゼに抵抗性を示す。

③正。

 

問11 以下の免疫グロブリンの中で胎盤を通過できるものはどれか。

①IgE

②IgG

③IgA

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正解は②でした!

【解説】

胎盤を通過できるものはIgGのみであり、胎盤を通じて母体から胎児に与えられたIgGは生後数か月にわかって新生児、乳児の感染防御に役立っている。

 

問12 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)に定められた感染症のうち、平成23年以前に国内においてヒトでの報告例がないものはどれか。

①コレラ

②鳥インフルエンザ(H5N1)

③ツツガムシ病

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正解は②でした!

【解説】

日本では鳥インフルエンザのヒトでの感染例はまだない。

野鳥の間では東南アジアを中心に、日本、中東、ヨーロッパ、アフリカの一部の地域などで感染が確認されている。

 

問13 E型肝炎の感染経路として最も適切なものはどれか。

①経口感染

②血液感染

③空気感染

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正解は①でした!

【解説】

E型肝炎ウイルスはヘペウイルス科のRNAウイルスであり、汚染された水、豚レバーの生食、シカ及びイノシシなどの野生動物の肉を介して感染する。

治療法は対症療法しかない。

 

問14 C型肝炎の感染経路として最も適切なものはどれか。

①経口感染

②血液感染

③空気感染

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

C型肝炎ウイルスはフラビウイルス科のRNAウイルスであり、血液を介して感染する。

感染後、肝炎を発症した患者の15~25%はウイルスが消失し肝機能が正常化するが、75%から85%がキャリア化し、慢性肝炎となる。

肝がんによる死亡者の約70%以上はC型肝炎ウイルス感染による。

最近では完治を目指せる治療薬も登場している。

 

問15 生後一年間で最も感染抵抗力の弱い時期はどれか。

①0~2ヵ月

②3~6ヵ月

③6~12ヵ月

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

生後1年間で最も感染抵抗力の弱い時期は、母体に由来するIgGの減少と自らのIgG産生能が十分でない生後3~6ヵ月である。

 

問16 急性灰白髄炎を引き起こすウイルスはどれか。

①ポリオウイルス

②風しんウイルス

③B型肝炎ウイルス

▽解答はこちら▽

正解は①でした!

【解説】

ポリオウイルスは経口で感染する小児麻痺の原因ウイルスで、急性灰白髄炎はWHOが現在根絶に力を注いでる疾患の1つである。

 

問17 母乳を介した直接感染を防ぐ対策がなされる病原体はどれか。

①梅毒トレポネーマ

②風しんウイルス

③ヒトT細胞白血病ウイルス

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

ヒトT細胞白血病ウイルスは母乳を介して垂直感染するため、完全人口栄養を使用するなど感染防止対策を講じる必要がある。

 

問18 塩素消毒に強い抵抗性を示す病原体はどれか。

①インフルエンザウイルス

②クリプトスポリジウム

③赤痢菌

▽解答はこちら▽

正解は②でした!

【解説】

クリプトスポリジウムは原虫で消化管に寄生する。

感染後4~5日の潜伏期間を経て水溶性下痢、腹痛、嘔吐などの症状が出現する。塩素消毒には強いが煮沸には弱い。

 

問19 次の性行為感染症のうち病原体がウイルスのものはどれか。

①梅毒

②淋病

③B型肝炎

▽解答はこちら▽

正解は③でした!

【解説】

A~E型肝炎の病原体はウイルスでありB型肝炎ウイルスはヘパドナウイルス科のウイルスである。

梅毒と淋病の病原体は細菌である。

 

問20 母子感染に関する記述のうち正しいものはどれか。

①妊娠初期にサイトメガロウイルスに初感染すると、母子感染を起こすことがある。

②HIVの母子感染を防ぐため、ワクチンの接種が推奨されている。

③トキソプラズマ感染による先天異常は、ワクチンにより防ぐことができる。

▽解答はこちら▽

正解は①でした!

【解説】

①正。妊娠初期にサイトメガロウイルスに感染すると胎盤を介して約30%の頻度で胎児に感染する。

②誤。HIVに対するワクチンは存在しない。

③誤。トキソプラズマに対するワクチンは存在しない。

 

 

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  • この記事を書いた人

木元 貴祥

【保有資格】薬剤師、FP、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。

今でも現場で働く現役バリバリの薬剤師で、薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

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