法規

倫理・制度:生命の尊厳、先進医療、生命倫理(12問)

問1 生と死に関する記述のうち正しいものはどれか。

①死の3徴候とは、心臓の拍動停止、呼吸の停止及び脳機能の停止により確認される。

②日本では、従来、角膜や腎臓の移植を脳死判定に基づき、行ってきた。

③リビング・ウィルに従って迎える死を尊厳死と言う。

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正解は③でした!

【解説】

①誤。死の3徴候とは、心臓の拍動停止、呼吸の停止及び瞳孔散大・対光反射の消失により確認される。

②誤。日本では心臓死で亡くなった人からの移植を行ってきたが、医療の進歩により、脳死判定に基づく心臓や肝臓の移植が強く求められるようになった。

③正。記述の通り。

 

問2 安楽死に関して正しい記述はどれか。

①疼痛緩和治療などは行うが、延命治療を行わず自然に死に向かうままにし、積極的な治療は行わないで安楽死させる考え方を、消極的安楽死という。

②日本では安楽死とその実施を積極的に認めている。

③慈悲殺は積極的安楽死に含まれない。

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正解は①でした!

【解説】

①正。記述の通りである。

②誤。日本は安楽死とその実施を積極的には認めていない。

③誤。慈悲殺は助かる見込みのない患者などの苦しみを取り除くために、意思が自ら手を下して患者を死なせることをいい、積極的安楽死に含まれる。

 

問3 死と生に関する記述のうち、正しいものはどれか。

①配偶者間体外受精は、倫理的にも法律的にも問題はない。

②日本における代理母出産は、法的に認められている。

③クローン技術のうち、クローン人間の作製は禁止すべきと考えられている。

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正解は③でした!

【解説】

①誤。家族関係が複雑になる可能性があったり、社会全体がまだ代理母出産を認めていないことなど、さまざまな問題が発生するおそれがある。

②誤。日本では代理母出産を認める法律はない。

③正。多くの国は法律でクローン人間を作ることを禁止している。

 

問4 生命の尊厳と先進医療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

①我が国で人工妊娠中絶が許されるのは、胎生22週未満である。

②クローン羊「ドリー」は、受精卵クローン技術によってつくられた。

③ローマカトリック教における生命の誕生は、出産の時点と考えられている。

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正解は①でした!

【解説】

①正。胎生22週未満であれば人工妊娠中絶が可能である。

②誤。受精卵ではなく、体細胞クローン技術である。

③誤。ローマカトリック教では、受精の時点で生命の誕生とし、人工妊娠中絶を認めていない。

 

問5 死に関わる倫理的問題に関する記述のうち誤っているものはどれか。

①積極的安楽死とは、リビング・ウィルに従って迎える死のことをいう。

②積極的安楽死を行った場合、刑法で罪を問われることがある。

③再生医療では、ES細胞によるものよりiPS細胞によるものの方が、移植時に免疫拒絶反応が少ないとされる。

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正解は①でした!

【解説】

①誤。リビング・ウィルに従って迎える死は尊厳死という。

②正。記述の通り。

③正。iPS細胞は自分の細胞から作るため免疫拒絶反応は少ないとされる。

 

問6 「死の三兆候」の組み合わせとして正しいものはどれか。

①心臓の拍動停止、呼吸の停止、膝蓋腱反射消失

②心臓の拍動停止、膝蓋腱反射消失、対光反射の消失

③心臓の拍動停止、呼吸の停止、対光反射の消失

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正解は③でした!

【解説】

「死の三兆候」とは、

  • 心臓の拍動停止
  • 呼吸の停止
  • 瞳孔散大・対光反射の消失

により確認される。

 

問7 疾病予防に関する記述のうち、正しいのはどれか。

①生活習慣病の予防は、二次予防に相当する。

②学校保健における薬剤師の職務は、一次予防にあたる。

③疾病の一次予防には、新生児マススクリーニングが含まれる。

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正解は②でした!

【解説】

①誤。生活習慣病の予防対策は一次予防である。

②正。学校環境の維持や改善であり、一次予防にあたる。

③誤。新生児マススクリーニングは、二次予防に該当する。

 

問8 疾病の一次予防の記述のうち、正しいのはどれか。

①減塩食の摂取

②人間ドック

③がん検診

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正解は①でした!

【解説】

①正。一次予防の生活習慣の改善に相当する。

②誤。人間ドックなどの各種集団検診は二次予防に含まれる。

③誤。がん検診は二次予防にあたる。

 

問9 次の記述のうち正しいものはどれか。

①世界で初めて遺伝子治療が行われた疾患はADA欠損症である。

②再生医療では、iPS細胞を使用するより、ES細胞を使用する方が倫理的問題が少ないとされている。

③哺乳類での最初の体細胞クローン動物はネコである。

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正解は①でした!

【解説】

①正。1990年にアメリカで行われた。

②誤。ES細胞はヒト肝細胞を使用するため、倫理的問題が大きい。

③誤。哺乳類では、1996年にヒツジ乳腺培養細胞からの核を用いて、「ドリー」と呼ばれるクローン個体が作成された。

 

問10 我が国で臓器移植のための臓器を抽出することが認められている脳死はどれか。

①全脳死

②脳幹死

③大脳死

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正解は①でした!

【解説】

全脳死は大脳および脳幹の機能停止を指す。脳幹死は脳幹の機能が停止し、大脳の機能は残っているが、生命維持機能が停止状態を指す。

大脳死は大脳の機能が停止した状態で意識がなく生命活動は行える状態(植物状態)を指す。

 

問11 人口多能性幹細胞の略称として正しいものはどれか。

①ES細胞

②iPS細胞

③AA細胞

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正解は②でした!

【解説】

iPS細胞(induced pluripotent stem cell)は糖尿病(インスリン産生細胞の再生)や心筋症治療への応用が可能と考えられている。

ES細胞(embryonic stem cell)は受精卵が必要であり、移植時に免疫拒絶反応の問題が存在するが、iPS細胞では、移植時に免疫拒絶反応が少なく、受精卵が不要であるため、その実用化が期待されている。

 

問12 医薬品の情報の収集、評価及び提供に関する記述のうち、正しいのはどれか。

①製薬会社が行う医薬品の適正使用のために必要な情報の収集に、医師、薬剤師等の医薬関係者の協力は必要ない。

②入手した医薬品情報は、患者及び医療関係者にすべて提示することが大切である。

③収集した情報の評価には、できる限り内容データの客観性や妥当性を含む、いわゆるevidence based medicineの観点が求められる。

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正解は③でした!

【解説】

①誤。医師等の医療関係者は、医薬品製造販売業等が行う、医薬品の適正な使用のために必要な情報の収集に協力するよう努めなければならない。

②誤。得られた医薬品情報をすべて提示するのではなく、的確に評価し、患者または医療関係者のニーズに適合した情報を提供すべきである。

③正。

 

 

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