4.消化器系

【C型肝炎 新薬】ヴィキラックス配合錠


厚労省は2016年9月28日、「セログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善」に対するヴィキラックス配合錠(オムビタスビル水和物/パリタプレビル水和物/リトナビル)を承認したと発表がありました!



 

慢性の肝炎には、B型肝炎やC型肝炎が有名であり、その中でもC型肝炎は患者数も多く、重篤化しやすいため問題になっています。

このC型肝炎はウイルスが肝臓に巣食うことにより、炎症を持続的に生じており、このウイルスをC型肝炎ウイルス(HCV)といいます。

C型肝炎ウイルスは変異が起こりやすいく、多くの遺伝子変異が確認されています。

そのため、C型肝炎ウイルスは遺伝子型(ジェノタイプ)によって細かく分けられます。

その中でも、日本人ではジェノタイプ1b型(約70%)、ジェノタイプ2a型(約20%)、ジェノタイプ2b型(約10%)の3種類が多いとされています。

今回紹介するヴィキラックス配合錠は元々、「セログループ1(ジェノタイプ1)の慢性肝炎」に対して承認され、現在多くの患者さんに投与されている薬剤です。

今回承認了承されたのは、「セログループ2(ジェノタイプ2)」に対してです☆

ヴィキラックス配合錠の作用機序としては、有効成分のオムビタスビルとパリタプレビルが、HCVの複製に関わるNS5A及びNS3/4Aプロテアーゼをそれぞれ阻害することでウイルスのRNA複製を阻害し、増殖抑制効果を発揮します^^

また、リトナビルはパリタプレビルの代謝酵素を阻害することでパリタプレビルの血中濃度を高める働きがあります!

服用方法としては、 通常、成人には1日1回2錠を経口投与し、投与期間は16週間です。

「セログループ1(ジェノタイプ1)」に対しては14週間投与ですが、「セログループ2(ジェノタイプ2)」に対しては16週間の投与なのでご注意ください!!

また、「セログループ2(ジェノタイプ2)」に対してはレベトールカプセル(一般名:リバビリン)と併用して用います。

このようにインターフェロンフリー製剤としてセログループ1と2の両方に適応を有する薬剤はヴィキラックス配合錠が初です☆

ここ最近、C型肝炎に対する治療薬としてインターフェロン(IFN)を用いない治療法が相次いで承認されています!

今後はIFNを用いない薬剤との使い分けや副作用の違い等、色々検討されれば興味深いと感じます。

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  • この記事を書いた人

木元 貴祥

【保有資格】薬剤師、FP、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。

今でも現場で働く現役バリバリの薬剤師で、薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

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