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【エコノミー症候群 期待の新薬】エリキュース錠

2017/04/23

厚労省の薬食審医薬品第一部会は2015年11月27日、「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」を効能・効果とするエリキュース錠2.5mg、5mg(一般名:アピキサバン)の承認を了承しました!

静脈血栓塞栓症とは、いわゆる“エコノミー症候群”として知られています。

飛行機など、長時間同じ姿勢で座ったりしていると、下肢が圧迫されて血液がうまく循環せず同じ場所に滞留したままになり、うっ血状態になります。

このうっ血状態が続くと、血液が凝固し、血栓が生じます。

このことを“深部静脈血栓症”と呼んでいます。

また、この血栓が肺に詰まってしまうことを“肺塞栓症”と呼んでおり、これら2つを合わせて「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」と言います。

旅行者血栓症は、従来「エコノミークラス症候群」とも呼ばれていましたので「飛行機でのみ起こる症状」だと思われるかも知りません。

しかし、旅行者血栓症は、飛行機だけではなく、電車・車旅行など、長時間座席に座って移動する時や、会社でのデスクワーク、映画館などでも起こると考えられます。

静脈血栓塞栓症は、血液が凝固して血栓を生じることで発症するため、血液凝固を阻害すれば治療、再発抑制が可能となります。

本日紹介するエリキュース錠は、血液凝固に関与する活性型血液凝固第Xa因子を選択的に阻害することで血栓形成を抑制する、といった作用機序を有しています。

同じ作用機序かつ投与経路で、この適応症を持つ薬剤としてリクシアナ錠とイグザレルト錠があります。

選択肢が増えたことは朗報ですが、今後は各薬剤の使い分け等について検討されると興味深いと感じました。

以上、本日は静脈血栓塞栓症に対するエリキュース錠を紹介しました☆


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