新薬承認・薬価収載 後発品

【後発医薬品:薬価収載】308品目(2018年6月15日)

2018年6月15日、後発医薬品など308品目が薬価収載されました!

初参入は15成分119品目です。

 

参入が最も多かったのは高血圧治療薬のアイミクス配合錠(ARBのイルベサルタンとCa拮抗薬のアムロジピンの配合剤)で、15社30品目が収載されています。

アイミクス配合錠についてはオーソライズド・ジェネリック(AG)も「DSファーマバイオメディカル社」が薬価収載されていました。

 

また、インフルエンザ治療薬のタミフル(一般名:オセルタミビル)の後発品も初参入です!

 

その他、初後発品ではありませんが、タケプロン(一般名:ランソプラゾール)のAGも「武田テバ社」が薬価収載されていました。

 

今回は初参入の15成分について一覧でご紹介します。

また、簡単にオーソライズド・ジェネリック(AG)についても解説しています。

 

後発医薬品 初参入15成分

●イルベサルタン・アムロジピンベシル酸塩(先発品:アイミクス配合錠)
:効能・効果「高血圧症」

 

●炭酸ランタン水和物(先発品:ホスレノール)
:効能・効果「慢性腎臓病患者における高リン血症の改善」

 

●ミノドロン酸水和物(先発品:ボノテオ錠/リカルボン錠)
:効能・効果「骨粗鬆症」

 

●ラモトリギン(先発品:ラミクタール錠)
:効能・効果「てんかん」

 

●ナルフラフィン塩酸塩(先発品:レミッチ/ノピコール)
:効能・効果「透析患者、慢性肝疾患患者のそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」

 

●フレカイニド酢酸塩(先発品:タンボコール錠)
:効能・効果「頻脈性不整脈」

 

●オセルタミビルリン酸塩(先発品:タミフル)
:効能・効果「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症及びその予防」

 

●イトラコナゾール(先発品:イトリゾール内用液)
:効能・効果「真菌感染症、等」

 

●レボフロキサシン水和物(先発品:クラビット点滴静注バッグ、同点滴静注)
:合成抗菌剤

 

●ガドテリドール(先発品:プロハンス静注シリンジ)
:効能・効果「磁気共鳴コンピューター断層撮影における造影」

 

●アミオダロン塩酸塩(先発品:アンカロン注)
:効能・効果「生命に危険のある不整脈で難治性かつ緊急を要する場合」

 

●フェンタニルクエン酸塩(先発品:フェントステープ)
:効能・効果「非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛、等」

 

●ドルゾラミド塩酸塩・チモロールマレイン酸塩(先発品:コソプト配合点眼液)
:効能・効果「緑内障、高眼圧症」

 

●ブリンゾラミド(先発品:エイゾプト懸濁性点眼液)
:効能・効果「緑内障、高眼圧症」

 

●トラボプロスト(先発品:トラバタンズ点眼液)
:効能・効果「緑内障、高眼圧症」

 

オーソライズド・ジェネリック(AG)とは

通常の後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、有効成分が同一のものを言います。

しかしながら、原薬や添加物、製法等は特に限定されていないため、各後発医薬品で様々です。

 

オーソライズド・ジェネリックとは、有効成分だけでなく、原薬、添加物、製法も含め、全て先発品と同一の後発品のことを指します。

先発品と同じ工場や生産ラインで製造していることが多いため、先発品と同じ使用感(形や色、味、等)で服薬することができます!

さらに、先発メーカーから許諾を得て製造しているため、先発品の特許期間中であっても製造販売することが可能です☆

もちろん、後発医薬品と同様、薬価も低いため、最近ではAGが浸透しつつあります。

 

あとがき

今回収載された初後発品(15成分)は過去10年間で最多とのことでした。

高血圧治療薬のアイミクスインフルエンザ治療薬のタミフルの後発品が注目でしょうか。

 

厚労省は「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し、平成30年度から平成32年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上を目指しています。

最近の薬剤(特にがん領域)では高額な薬剤が目立つため、国の医療費削減のためにも後発医薬品の推進は必要だと思います。

 

ただ、後発医薬品は薬価改定のたびに薬価が下げられ、数回下げられてしまうと、採算が取れずに撤退してしまうこともあります。

安定供給ができずに撤退してしまった後発品も多々あります。

 

後発医薬品の推進はよいのですが、そのデメリットの対応もしっかりとしていただきたいな、と個人的には思っています。

 

以上、本日は2018年6月に初参入した後発医薬品と、最近話題のAGについてご紹介しました。

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  • この記事を書いた人

木元 貴祥

【保有資格】薬剤師、FP、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。

今でも現場で働く現役バリバリの薬剤師で、薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

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