新薬承認・薬価収載

【期待の新薬+効能効果追加】7製品(2019年4月19日)

更新日:

2019年4月19日、厚労省の薬食審・医薬品第二部会は新薬として2製品の承認を審議し、共に承認了承しました!

その他、報告のみで承認了承された5製品もあります。

 

今回は新有効成分含有医薬品としては肺がんに使用するポートラーザのみでしたね。

一覧としてご紹介しています☆

 

審議品目:2製品

●ポートラーザ点滴静注液800mg(一般名:ネシツムマブ(遺伝子組換え))
:「非小細胞肺がん(扁平上皮)」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。

 

●イナビル吸入懸濁用160mgセット(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)
:「インフルエンザウイルス感染症」を効能・効果とする新剤形医薬品。

今までのイナビルは勢いよく吸入する必要がありましたが、今回、ネブライザーで霧状にして通常の呼吸で吸入できるようにした新剤形製品です!

 

木元 貴祥
小児や咳で吸入が困難な患者さんにも適用可能ですね。

 

ノイラミニダーゼ阻害薬に分類されていますので、作用機序は以下の記事で紹介しています。

 

報告品目:5製品

●ベバシズマブBS点滴静注用100mg、同400mg「ファイザー」(一般名:ベバシズマブ(遺伝子組換え)[ベバシズマブ後続1])
:「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」を効能・効果とするバイオ後続品。

 

木元 貴祥
アバスチン初のバイオシミラーです!効能・効果はまずは大腸がんだけですね。

 

●アクテムラ点滴静注用80mg、同200mg、同400mg(一般名:トシリズマブ(遺伝子組換え))
:「成人スチル病」を効能・効果に追加する新効能・新用量医薬品。

 

●ジェムザール注射用200mg、同1g:(一般名:ゲムシタビン塩酸塩)
:効能・効果の「非小細胞肺がん」に用法・用量を追加する新用量医薬品。

今回承認了承されたポートラーザと併用する場合、ゲムシタビンの用量が1250mg/m2となるため、その用量が追加される見込みです。

 

●ポマリストカプセル1mg、同2mg、同3mg、同4mg(一般名:ポマリドミド)
:既存の効能・効果である「再発または難治性の多発性骨髄腫」にデキサメタゾンとボルテゾミブとの3剤併用の用法・用量を追加する新用量医薬品。

 

●ゲンボイヤ配合錠一般名:(エルビテグラビル/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)
:「HIV-1感染症」を効能・効果とする新用量医薬品。年齢制限が解除され、「体重25kg以上」に改められる見込みです。

 

あとがき

個人的にはネブライザーで吸入可能なイナビルが楽しみですね。

小児ではなかなか吸入が難しいのですが、ネブライザーの自発呼吸で吸入可能となればより服用しやすくなるのではないでしょうか。

 

インフルエンザ治療薬のゾフルーザとノイラミニダーゼ阻害薬の一覧表を掲載している記事もありますので、併せてご参照くださいませ。

 

以上、今回は2019年4月19日に承認了承された新薬等を一覧としてご紹介しました!

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  • この記事を書いた人

木元 貴祥

【保有資格】薬剤師、FP、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。

今でも現場で働く現役バリバリの薬剤師で、薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

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