2020年5月29日、既に販売されている医薬品5製品の適応拡大等が承認されました！
適応拡大等：5製品
●オフェブカプセル100mg、同150mg（一般名：ニンテダニブエタンスルホン酸塩）
：「進行性線維化を伴う間質性肺疾患」を効能・効果に追加する新効能医薬品。
-
-
オフェブ（ニンテダニブ）の作用機序【肺線維症/全身性強皮症】
続きを見る
進行性線維化を伴う間質性肺疾患に対しては初の治療薬となりますね！
●イクスタンジ錠40mg、同80mg（一般名：エンザルタミド）
：「遠隔転移を有する前立腺がん」を効能・効果に追加する新効能医薬品。
-
-
イクスタンジ（エンザルタミド）の作用機序と副作用【前立腺がん】
続きを見る
●アーリーダ錠60mg（一般名：アパルタミド）
：「遠隔転移を有する前立腺がん」を効能・効果に追加する新効能医薬品。
-
-
アーリーダ（アパルタミド）の作用機序と副作用【前立腺がん】
続きを見る
イクスタンジもアーリーダも共に「遠隔転移を有する前立腺がん」の適応が追加されましたね。
類薬のニュベクオ（ダロルタミド）も含めた比較については以下の記事で考察しています！
-
-
ニュベクオ（ダロルタミド）の作用機序・類薬との違い【前立腺がん】
続きを見る
●プレベナー13水性懸濁注（一般名：沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン（無毒性変異ジフテリア毒素結合体））
：ハイリスク患者における肺炎球菌による感染症の予防を追加する新効能医薬品。
これまでは高齢者や小児のみに使用できましたが、今回、ハイリスクの成人患者にも使用できるように拡大されました！
●ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.4mL、同皮下注80mgシリンジ0.8mL、同皮下注40mgペン0.4mL、同皮下注80mgペン0.8mL（一般名：アダリムマブ（遺伝子組換え））
：「化膿性汗腺炎」の効能・効果で2週間に1回投与を可能にする新用量医薬品。
これまでは維持期には週1回の投与が必要でしたが、量を倍増させて、2週間に1回の投与も可能となりました！
あとがき
前立腺がん領域では新薬が相次いで登場し、適応拡大も盛んに行われています。
イクスタンジやアーリーダについては今後の適応拡大も期待したいと思います！
また、進行性線維化を伴う間質性肺疾患ではこれまで治療薬がなかったため、オフェブによって治療選択肢が増えたことは朗報ではないでしょうか。
以上、今回は2020年5月29日に適応拡大された製品をご紹介しました！
＼ 新薬情報オンラインの運営者が執筆！ ／
本サイトが書籍化（オフライン化）して新発売
薬剤師におススメの記事
新薬情報オンラインの更新情報をLINEで受け取ろう！
PASSMED公式LINE、はじめました。
失敗しない薬剤師の転職とは？
数多く存在する薬剤師専門の転職エージェントサイト。
どこに登録したらいいのか悩むことも少なくありません。そんな転職をご検討の薬剤師さんに是非見ていただきたい記事を公開しました。
- 新薬情報オンラインの薬剤師2名が実際に利用・取材！
- 各サイトの特徴等を一覧表で分かりやすく掲載！
- 絶対にハズレのない厳選の3サイトを解説！
上手に活用してあなたの希望・条件に沿った【失敗しない転職】を実現していただけると嬉しいです！
-
-
薬剤師の転職サイト3選｜評判・求人特徴とエージェントの質を比較
続きを見る
日々の情報収集に最適
-
-
薬剤師の勉強・情報収集に役に立つ無料サイト・ブログ8選
