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(8)炎症・免疫・アレルギー

【アトピー性皮膚炎 期待の新薬】デュピクセント皮下注

2017/12/06

厚労省の薬食審・医薬品第二部会は2017年11月6日、「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品のデュピクセント皮下注300mgシリンジ(一般名:デュピルマブ(遺伝子組換え))を承認了承したと発表がありました☆

2017年11月22日時点では未承認のため、ご注意ください。

本日はアトピー性皮膚炎とデュピクセントの作用機序についてご紹介します。



 

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う疾患です。

主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか治らなく、慢性的であるのとが特徴です。

具体的には、赤みがある、じゅくじゅくして引っかくと液体が出てくる、ささくれだって皮がむける、長引くとごわごわ硬くなって盛り上がる、などがあります。

部位としては、おでこ、目のまわり、口のまわり、耳のまわり、首、わき、手足の関節の内側などに出やすいとされており、左右対称に発現することもあります。

 

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の急性期の病巣部位にはIL-4やIL-13と呼ばれるサイトカインを産生するTh2細胞(ヘルパーT細胞の一種)が多く集まることが知られています。

従って、アトピー性皮膚炎の初期炎症ではTh2細胞が重要な役割をもっていると考えられています。

 

デュピクセント(一般名:デュピルマブ)の作用機序

デュピクセントは、このTh2細胞の産生する「IL-4」と「IL-13」を特異的に阻害する抗体薬です!

IL-4とIL-13を抑制することで、アトピー性皮膚炎の症状を改善するといった作用機序です。

 

デュピクセントは、ステロイド外用薬などの抗炎症外用薬で効果不十分なアトピー性皮膚炎に対して使用することが可能です♪

アトピー性皮膚炎に対する抗体製剤としてはデュピクセントが初です。

 

用法・用量は通常、成人には、投与初日に600mgを1回皮下投与し、その後は300mgを2週に1回投与して用います。

 

以上、本日はアトピー性皮膚炎の新薬であるデュピクセント皮下注をご紹介しました^^


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