◆薬剤師監修。新薬の承認情報や薬学生向けの情報を配信しています。

<<記事は広告下に続く>>

(10)皮膚系

【爪白癬】ネイリン(ホスラブコナゾール)の作用機序

2018/01/15

 

厚労省の薬食審・医薬品第二部会は2017年11月6日、「爪白癬」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品のネイリンカプセル100mg(一般名:ホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物)の承認を了承したと発表がありました☆

2017年11月20日時点では未承認のため、ご注意ください。

本日は爪白癬とネイリン(ホスラブコナゾール)の作用機序についてご紹介します^^

●スポンサードリンク

爪白癬について

爪白癬は一般的に爪水虫と呼ばれ、水虫と同一の原因菌(真菌)が爪の中に侵入することで発症する病気です。

爪の病気の中ではこの爪白癬が多くを占めています。

また、真菌細胞とヒト細胞の異なる点として、以下があります。

  1. 細胞膜の主成分が「エルゴステロール
  2. 細胞壁を有する

 

特にヒト細胞の細胞膜の主成分は「コレステロール」ですが、真菌細胞の細胞膜の主成分は「エルゴステロール」である点が重要です。

 

ネイリン(一般名:ホスラブコナゾール)の作用機序

ネイリンは、アゾール系抗真菌薬に分類され、真菌の細胞膜の主成分であるエルゴステロールの合成阻害作用により抗真菌作用を示します。

 

また、ネイリンは主活性成分のラブコナゾールの溶解性や生体内利用率を向上させたプロドラッグで、ヒトに投与されると速やかにラブコナゾールに変換されるといった特徴があります☆

 

用法用量は、1日1回1カプセルを12週間、経口投与します。

主な副作用としては肝機能障害があります。

 

ネイリン(一般名:ホスラブコナゾール)の薬価

現時点では薬価未収載です。

 

類薬

経口投与の類薬にはイトリゾールカプセル(一般名:イトラコナゾール)やラミシール錠(テルビナフィン塩酸塩)等があります。

 

最近では、外用薬(塗り薬)のルコナック爪外用液(一般名:ルリコナゾール)や、クレナフィン爪外用液(一般名:エフィナコナゾール)もありますので、今後の使い分けが気になるところですね。

 

以上、本日は爪白癬とネイリンカプセルについてご紹介しました♪

 
よく読まれている関連記事

※新薬情報オンラインの更新情報は、face bookページtwitterにて配信しています。

-(10)皮膚系
-