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(5)内分泌・骨・代謝系

【関節リウマチ 新薬】ケブザラ皮下注

2017/09/28

 

厚労省は2017年9月27日、「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品ケブザラ皮下注(一般名:サリルマブ(遺伝子組換え))を承認したと発表がありました!

 

 

本日は関節リウマチとケブザラ皮下注の作用機序についてご紹介します☆

 

【関節リウマチについて】

一般に、骨や関節、筋肉などが全身的な炎症を伴って侵される病気を総称して「リウマチ性疾患」といいます。

このうち、関節に炎症が続いて、関節が徐々に破壊され、やがて機能障害を起こす疾患のことを「関節リウマチ」と呼んでいます。

関節リウマチの特徴的な症状は「関節の腫れ」で、最も発現しやすい部位は、手首や手足の指の関節です。

また、関節リウマチの症状は「対称性」といって、左右両側の関節に発現することが多いのが特徴です。

関節リウマチの発症メカニズムは明確には不明ですが、免疫系の異常が考えられています。

免疫系が異常に活動する結果として、関節滑膜組織にリンパ球、マクロファージなどの白血球がでてきます。

このリンパ球やマクロファージが産生するサイトカイン(TNFα、IL-6など)と呼ばれる物質の作用により関節内に炎症反応が引き起こされると考えられています。

 

特に、IL-6 は関節リウマチ患者の血清中および滑液中に最も多く認められるサイトカインで、IL-6 のレベルは疾患活動性および関節破壊と相関すると言われています。

 

【関節リウマチの治療】

治療には通常、
痛みを抑えるNSAIDsや炎症を抑えるステロイド、抗リウマチ薬(DMARD:“ディーマード”と読みます)が使用されます。

これらの薬剤を使用しても進行が抑えられない場合、生物化学的製剤が使用されます。

 

【ケブザラ皮下注の作用機序】

ケブザラ皮下注は炎症の原因物質であるIL-6を阻害する「完全ヒト型抗IL-6受容体モノクローナル抗体」です。

IL-6は疾患活動性と関節破壊を亢進するサイトカインのため、ケブザラ皮下注によって阻害することで、関節リウマチの進行抑制、症状緩和が期待できます!

 

既に、IL-6を阻害する製剤として、アクテムラ皮下注(一般名:トシリズマブ(遺伝子組換え))が販売されています。

使い方は、ケブザラ皮下注、アクテムラ皮下注、共に2週間隔で皮下投与して用います。

 

近年、関節リウマチ領域では、
オルミエント錠(一般名:バリシチニブ)プラリア皮下注(一般名:デノスマブ(遺伝子組換え))等、新規薬剤が次々に登場しています。

 

同様の選択肢の薬剤が多く登場したため、今後は各薬剤の使い分け等が検討されれば興味深いと感じます^^


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