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腎・泌尿器系

 
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腎・泌尿器系(全8問 ※目標6問正解)

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Q.1 腎機能障害では、血清カリウム値の低下や浮腫がみられる。

解答:誤

腎機能障害では、血清カリウム値の上昇や浮腫がみられる。腎不全患者では、しばしば高カリウム血症に対して、カリウム吸着薬のポリスチレンスルホン酸(商品名:アーガメイトゼリー)が用いられる。経口投与のゼリーで、「りんごフレーバー」は、かなり美味しい。

Q.2 アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)には、腎保護作用があり、腎不全を伴う高血圧症に用いられる。

解答:正

アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)やアンギオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)には、腎保護作用があり、腎不全を伴う高血圧症に用いられる。

Q.3 腎不全患者に対する利尿薬の投与は禁忌である。

解答:誤

尿を出せなくなっているので、尿を出すのを補助する形で特にループ利尿薬がバンバン用いられます。

Q.4 腎不全患者では、体内の毒素吸着を目的とし、経口吸着炭製剤が空腹時投与にて用いられる。

解答:正

腎不全患者では、体内の毒素吸着を目的とし、経口吸着炭製剤(商品名:クレメジン)が空腹時投与にて用いられる。なお、経口吸着炭製剤は毒素だけでなく、それこそ何でも吸着するため、多剤との併用は必ず避けます!

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Q.5 タムスロシン(商品名:ハルナール)は、前立腺肥大に伴う排尿障害を抑制し、ふらつきなどの副作用に注意を要する。

解答:正

タムスロシン(商品名:ハルナール)は、前立腺肥大に伴う排尿障害を抑制し、α1A受容体遮断に基づく血管拡張が起こる可能性があるため、ふらつきなどの副作用に注意を要する。なお、前立腺を弛緩させる作用はあるものの、抗男性ホルモン薬のように前立腺そのものを縮小させる作用はなく、前立腺癌には効きません。

Q.6 ソリフェナシン(商品名:ベシケア)は、前立腺に作用する薬剤であり、女性に使用されることはない。

解答:誤

ソリフェナシン(商品名:ベシケア)は、膀胱平滑筋(排尿筋)に作用し、頻尿を改善する。男女ともに用いられる抗コリン薬である。

Q.7 ミラベグロン(商品名:ベタニス)は、服用による生殖器の萎縮が知られており、生殖可能な年齢の患者には、できる限り投与すべきではない。

解答:正

ミラベグロン(商品名:ベタニス)は、アドレナリンβ3受容体を刺激し、過活動膀胱を抑制する薬物である。服用による生殖器の萎縮が知られており、生殖可能な年齢の患者には、できる限り投与すべきではない。

Q.8 5-α還元酵素阻害薬のデュタステリドは、その作用機序から、前立腺肥大にのみ用いられる。

解答:誤

5-α還元酵素阻害薬のデュタステリドは、活性型男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の合成を抑制し、前立腺肥大症や男性の脱毛症の改善に用いられます。5-α還元酵素のⅠ型及びⅡ型の、両方に作用できるため、「効力が強い!」のも特徴だとか。デュタステリドのカプセルは、女性は絶対に直接触れてはならず、これは一包化不可の薬物です。

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代表プロフィール

 
木元 貴祥(薬剤師・講師)
 
大阪薬科大学 卒
外資系製薬メーカー(MR)、予備校講師、調剤薬局を経て現在に至る。
 
薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

【主な著書】
同効薬おさらい帳
 
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