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感染症

 
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感染症(全8問 ※目標6問正解)

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Q.1 アモキシシリン(商品名:アモリン)は、細菌細胞壁の合成を阻害するが、菌の産生するβ-ラクタマーゼにより分解される。

解答:正

アモキシシリン(商品名:アモリン)は、菌の産生するβ-ラクタマーゼにより分解され、失活してしまう。だから、β-ラクタマーゼからアモキシシリンを守れるように、アモキシシリン・クラブラン酸合剤(商品名:クラバモックス、オーグメンチン)のような「β-ラクタマーゼ阻害薬」との合剤があるんです!

Q.2 セフカペン ピボキシル(商品名:フロモックス)は、セファロスポリン系抗菌薬であり、過去にペニシリンショックを起こした患者であっても安全に使用できる。

解答:誤

ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系などは、まとめて「β-ラクタム系」といい、「β-ラクタム環」という共通の構造を持つ。ペニシリンショックの既往のある患者であれば、アレルギーを起こす可能性が否定できないため、β-ラクタム系抗菌薬の使用は避けた方が無難。

Q.3 マクロライド系抗菌薬であるクラリスロマイシン(商品名:クラリス、クラリシッド)は、ペプチドグリカンの合成を阻害するが、CYP阻害による相互作用に注意を要する。

解答:誤

マクロライド系抗菌薬であるクラリスロマイシン(商品名:クラリス、クラリシッド)は、細菌タンパク質の合成を阻害するが、CYP阻害による相互作用に注意を要する。

Q.4 アジスロマイシン(商品名:ジスロマック)は、短期治療に適した抗菌薬であり、3日間の服用期間が終了すると、薬効は速やかに消失する。

解答:誤

アジスロマイシン(商品名:ジスロマック)の錠剤は、通常用量であれば3日間の服用期間が終了しても、効果は7日間持続する。服用終了直後に、もしも他クリニックにかかることがあれば、アジスロマイシン服用の旨は、絶対に医師に伝えてもらわないといけませんね!

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Q.5 レボフロキサシン(商品名:クラビット)は、細菌のDNA合成を阻害する作用を示すが、妊婦への投与は禁忌である。

解答:正

レボフロキサシン(商品名:クラビット)は、細菌のDNA合成を阻害する作用を示すが、妊婦への投与は禁忌である。ニューキノロン系、サルファ剤など、菌の葉酸やDNAに働きかける薬物には、妊婦への投与が禁忌のものが多い。ペニシリン系やセフェム系などでは、細胞「壁」という、菌独自の構造に選択的に作用するため、妊婦への投与が可能なものが多い。

Q.6 ザナミビル(商品名:リレンザ)は、インフルエンザウイルスの体内での増殖を抑制し、治療の際は症状発現から2日以内に使用を開始する。

解答:正

インフルエンザウイルス感染後の治療では、ザナミビル(商品名:リレンザ)は、ウイルスの体内での増殖を抑制する機序のため、症状発現から48時間以内に使用を開始する(ウイルスが広がりきる前に使用する!)。また、ザナミビルだけでなく、オセルタミビル(商品名:オセルタミビル)、ラニナミビル(商品名:イナビル)も同様である。

Q.7 オセルタミビル(商品名:タミフル)には、異常行動にて警告が出ているが、その他のノイラミニダーゼ阻害薬では特に注意する必要はない。

解答:誤

オセルタミビル(商品名:タミフル)には、異常行動にて警告が出ており、その他のノイラミニダーゼ阻害薬でも注意を要する。そもそも薬物ではなく、インフルエンザウイルスによって異常行動が起きている可能性も否定できない。

Q.8 ラニナミビル(商品名:イナビル)は、症状が軽快していたとしても、1日2回5日間の吸入を最後まで継続する。

解答:誤

ザナミビル(商品名:リレンザ)は、症状が軽快していたとしても、125日間の吸入を最後まで継続する。ラニナミビル(商品名:イナビル)は、10歳以上であれば14吸入を行い、その時点で投与終了、作用が持続します!!ちなみに10歳以下では2吸入で済みます。

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代表プロフィール

 
木元 貴祥(薬剤師・講師)
 
大阪薬科大学 卒
外資系製薬メーカー(MR)、予備校講師、調剤薬局を経て現在に至る。
 
薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

【主な著書】
同効薬おさらい帳
 
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