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内分泌・代謝系

 
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内分泌・代謝系(全14問 ※目標11問正解)

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Q.1 横紋筋融解症は、HMG-CoA還元酵素阻害薬に特有の副作用であり、他の脂質異常症治療薬では発生することはない。

解答:誤

横紋筋融解症の副作用は、フィブラート系薬、エゼチミブ(商品名:ゼチーア)など多くの脂質異常症治療薬で発現の可能性がある。

Q.2 HMG-CoA還元酵素阻害薬の使用により、肝細胞膜上のLDL受容体が増加する。

解答:正

HMG-CoA還元酵素阻害薬の使用により、肝細胞膜上のLDL受容体が増加することで、血中のLDLを肝臓に取り込むことができる。

Q.3 エゼチミブ(商品名:ゼチーア)は、消化管からのコレステロールの吸収を阻害し、毎食直後に服用する。

解答:誤

エゼチミブ(商品名:ゼチーア)は、消化管からのコレステロールの吸収を阻害し、11回食後に服用する。毎食直後に服用する脂質異常症治療薬にはイコサペント酸(商品名:エパデール)やオメガ-3脂肪酸(商品名:ロトリガ)がある。

Q.4 フィブラート系薬剤は主に血中トリグリセリドを低下させ、HMG-CoA還元酵素阻害薬は主に血中LDLコレステロールを低下させる。

解答:正

フィブラート系薬剤は主に血中トリグリセリドを低下させ、HMG-CoA還元酵素阻害薬は主に血中LDLコレステロールを低下させる。ともに横紋筋融解症には注意を要する薬物で、両者の併用は原則禁忌である。

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Q.5 スルホニル尿素薬(SU薬)と速効型インスリン分泌促進薬は、K+チャネルの遮断を伴う同様の作用機序で、インスリンの分泌を促進させる。

解答:正

速効型インスリン分泌促進薬(グリニド系)は作用の発現と消失が速やかなため、食直前の服用により、食後高血糖を改善する。SU薬とグリニド系では、同様の作用機序のため、両者は併用しない。

Q.6 α-グルコシダーゼ阻害薬は、二糖類から単糖への分解を抑制し、食直前に服用する。

解答:正

α-グルコシダーゼ阻害薬は、二糖類から単糖への分解を抑制し、食直前に服用することで食後高血糖を抑制する。放屁、腹部膨満の副作用が有名ではあるが、下痢や軟便も高確率で起こります。α-グルコシダーゼ服用中の患者が低血糖になった際には、ブドウ糖(単糖)の補給が必要です。

Q.7 シタグリプチン(商品名:ジャヌビア、グラクティブ)は、インクレチン分解酵素DPP-4を阻害することで、血糖依存的にインスリン分泌を促進させる。

解答:正

血糖依存的にインスリン分泌を促進させる=血糖値が高い時にだけ働く、という意味です。よって、DPP4阻害薬は、単独投与では低血糖のリスクは非常に低いのです。

Q.8 リナグリプチン(商品名:トラゼンタ)は、腎機能の程度による用量調節が必要ない。

解答:正

他のDPP4阻害薬では腎機能低下による用量調節は必要ですが、リナグリプチン(商品名:トラゼンタ)ではそれがなく、大変簡便に使用できる薬物です。リナグリプチンは投与された内の5%しか未変化体での尿中排泄を受けない。

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Q.9 イプラグリフロジン(商品名:スーグラ)は、尿からの糖の排泄を促進するが、尿路感染や脱水などの副作用に注意が必要である。

解答:正

文章の通り。特に、利尿薬併用例では脱水の危険性が高い。

Q.10 甲状腺ホルモン製剤は、甲状腺機能低下症に用いられ、血漿タンパク結合率の高い薬物であり、用量の個人差が大きい。

解答:正

甲状腺ホルモン(T4製剤)は、小さいもので12.5μg、最高用量で100μgと約10倍の開きがある。調剤時、取り間違えには十分に注意すること!

Q.11 チアマゾール(商品名:メルカゾール)服用中に、喉の痛みや発熱が生じた場合、一過性の副作用であり、様子を見るよう指導する。

解答:誤

喉の痛み、発熱が生じた場合、無顆粒球症の副作用の可能性がある。できるだけ早く主治医による診察が必要。

Q.12 痛風による痛みが出現した場合、鎮痛を目的に、フェブキソスタット(商品名:フェブリク)の服用を開始する。

解答:誤

痛風による痛みが出現した場合、NSAIDsなどを用いて痛みを抑え、症状が落ち着いた後にフェブキソスタット(商品名:フェブリク)の服用を開始する。発作中に、急激に尿酸値を低下させると発作症状の悪化を招くことがあります。アロプリノール(商品名:ザイロリック)などの場合でも同様です。

Q.13 ベンズブロマロン(商品名:ユリノーム)は、重篤な腎障害を起こすことがあり、定期的な腎機能検査を行う必要がある。

解答:誤

ベンズブロマロン(商品名:ユリノーム)は、重篤な肝障害(劇症肝炎など)を起こすことがあり、定期的な肝機能検査を行う必要がある。

Q.14 コルヒチンは、白血球の遊走を抑制し、痛風発作の前兆期に用いられる。

解答:正

文章の通り。痛風患者は、足の指の違和感を敏感に感じ取り、「これは、嵐が来るかもしれん」的な感じで、発作が起こるかも?というのが何となく分かります。

問題演習お疲れさまでした。
 
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代表プロフィール

 
木元 貴祥(薬剤師・講師)
 
大阪薬科大学 卒
外資系製薬メーカー(MR)、予備校講師、調剤薬局を経て現在に至る。
 
薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

【主な著書】
同効薬おさらい帳
 
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