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骨・炎症・アレルギー

 
薬剤師・薬学生向け問題集です。無料でご用意していますので、是非トライしてみてください。

骨・炎症・アレルギー(全14問 ※目標11問正解)

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Q.1 アルファカルシドール(商品名:アルファロール、ワンアルファ)は、活性型ビタミンD3製剤であり、副作用として低カルシウム血症を起こす。

解答:誤

アルファカルシドール(商品名:アルファロール、ワンアルファ)は、活性型ビタミンD3製剤であり、カルシウムの消化管吸収を促し、副作用として高カルシウム血症を起こすことがある。
他の多くの「骨吸収を抑制する」骨粗鬆症治療薬は、副作用で低カルシウム血症を起こすため、区別して覚えておきましょう。←カルシウムを骨に留まるように作用するため、血中のカルシウム濃度は下がるんです!

Q.2 アレンドロン酸(商品名:ボナロン、フォサマック)は、強力に骨吸収を抑制する薬剤であり、「起床時に多めの水で服用し、服用後30分間は横にならず(水以外の)飲食はしない」という特殊な指導が必要である。

解答:正

文章の通り。もしも、服用を忘れたら、翌日の服用でOK

Q.3 ラロキシフェン(商品名:エビスタ)は、骨ではエストロゲン作用、乳房では抗エストロゲン作用を示し、特に長期不動状態の患者に適した骨粗鬆症治療薬である。

解答:誤

ラロキシフェン(商品名:エビスタ)は、骨ではエストロゲン作用、乳房では抗エストロゲン作用を示し、従来のエストロゲン製剤に比べ乳がん悪化のリスクが著しく低い。しかし、静脈血栓による副作用が知られており、長期不動状態(寝たきり、車いす)の患者には禁忌に指定されている。

Q.4 ブシラミン(商品名:リマチル)は、免疫グロブリンとリウマトイド因子の複合体の結合力を強固にし、抗リウマチ作用を示す。

解答:誤

ブシラミン(商品名:リマチル)は、免疫グロブリンとリウマトイド因子の複合体を解離させることで、抗リウマチ作用を示す。DMARDS(遅効性抗リウマチ薬)に分類される抗リウマチ薬であり、作用発現には数ヶ月単位の根気強い服用が必要です!

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Q.5 メトトレキサート(商品名:リウマトレックス)は、関節リウマチの原因となる過剰免疫を抑制し、通常2mg/日での服用で治療を継続する。

解答:誤

メトトレキサート(商品名:リウマトレックス)は、約6mg/週で治療が開始されます。休薬日が5日間か6日間あります。リウマチの治療で、メトトレキサート毎日飲んだら、免疫の過度な低下が起こり、運が悪ければ患者が死にます。絶対に間違えないようにしましょう!!

Q.6 生物学的製剤であるインフリキシマブ(商品名:レミケード)は、TNF-αの活性を阻害し、関節リウマチの第一選択薬として用いられる。

解答:誤

生物学的製剤であるインフリキシマブ(商品名:レミケード)は、TNF-αの活性を阻害し、DMARDSで効果が不十分な場合に用いられる。第一選択で使えない、というのは、エタネルセプト(商品名:エンブレル)や、アダリムマブ(商品名:ヒュミラ)も同様です。~マブと名のつく、これらの薬は、「インヒュージョンリアクション」というアレルギー反応を起こしやすいことも特徴です。
生物学的製剤は、かなり高額な薬です。「使い方が分からないな」と思ったら、メーカーさんに連絡を。きっと、MRさんがすっ飛んできてくれます!

Q.7 Ⅰ型アレルギーでは、肥満細胞から放出されたヒスタミンにより、各種アレルギー症状が引き起こされる。

解答:誤

Ⅰ型アレルギーでは、主に肥満細胞から放出されたヒスタミンにより、各種アレルギー症状(アナフィラキシー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など)が引き起こされる。

Q.8 アナフィラキシーショックでは、過度の血圧低下や呼吸困難が生じるため、アドレナリン(商品名:エピペン)を筋肉内注射にて投与する。

解答:正

アナフィラキシーショックでは、過度の血圧低下や呼吸困難が生じるため、アドレナリン(商品名:エピペン)を筋肉内注射にて投与する。アドレナリンα1作用にて血圧上昇、β2作用にて気管支拡張ですね。

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Q.9 一般に、ジフェンヒドラミン(商品名:レスタミン、ベナ)は、フェキソフェナジン(商品名:アレグラ)よりも眠気や抗コリンの副作用は弱い。

解答:誤

一般に、ジフェンヒドラミン(商品名:レスタミン、ベナ)は、フェキソフェナジン(商品名:アレグラ)よりも眠気や抗コリンの副作用は強い。フェキソフェナジンとロラタジン(商品名:クラリチン)は、眠気はや抗コリン作用の特に弱い抗ヒスタミン薬であり、添付文書に運転を控える注意書きもない。

Q.10 フェキソフェナジン・プソイドエフェドリン配合錠(商品名:ディレグラ)の抗アレルギー作用は、食直後投与により最大限発揮される。

解答:誤

フェキソフェナジン・プソイドエフェドリン配合錠(商品名:ディレグラ)の抗アレルギー作用は、空腹時投与により最大限発揮される。食後投与だと作用の減弱が起きます。

Q.11 抗ヒスタミン薬の使用は、てんかん発作の閾値を低下させることがある。

解答:正

つまり、抗ヒスタミン薬の使用は、てんかん発作を起こりやすくする可能性があります。ケトチフェン(商品名:ザジテン)は、てんかん患者への使用は禁忌に指定されています。疑義をしても、そのまま「うーん、他の抗ヒスタミン薬でも可能性はありますし、このままザジテンで」となることもあるんですが、 ザジテン×てんかん=禁忌 は薬剤師として知っておきましょう!

Q.12 モンテルカスト(商品名:キプレス、シングレア)は、抗ロイコトリエン薬であり、アレルギー性鼻炎や気管支喘息に用いられる。

解答:正

モンテルカスト(商品名:キプレス、シングレア)は、抗ロイコトリエン薬であり、アレルギー性鼻炎や気管支喘息に用いられる。鼻症状では、抗ヒスタミン薬は鼻汁、抗ロイコトリエン薬は鼻閉に特に効果を示します。

Q.13 副腎皮質ホルモン製剤(通称、ステロイド)の内服は、感染症の合併、高血糖、骨粗鬆症などを起こすことがある。

解答:正

副腎皮質ホルモン製剤(通称、ステロイド)の内服は、感染症の合併、高血糖、骨粗鬆症などを起こすことがある。副腎皮質ホルモン製剤の外用(塗布、吸入、点鼻)であれば、高血糖や骨粗鬆症などの全身性の副作用が起きる可能性は内服に比べ著しく低い。

Q.14 シクロスポリン(商品名:ネオーラル)とピタバスタチン(商品名:リバロ)の併用は、トランスポーターにて競合が生じ、ピタバスタチンの血中濃度が増加する。

解答:正

この両者は、肝へ取り込まれる際のトランスポーターで競合を起こすため、併用により血中濃度の変化が生じる。ただ、シクロスポリン(商品名:ネオーラル)との併用で、血中濃度が上昇するのはピタバスタチン(商品名:リバロ)だけではなく、その他のスタチンでも同様に注意は必要!禁忌に指定されているのは、なぜかピタバスタチンとロスバスタチン(商品名:クレストール)だけですが。他のスタチンでも、疑義→エゼチミブ(商品名:ゼチーア)への切り替え提案、などをしても良いと思います。

問題演習お疲れさまでした。
 
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代表プロフィール

 
木元 貴祥(薬剤師・講師)
 
大阪薬科大学 卒
外資系製薬メーカー(MR)、予備校講師、調剤薬局を経て現在に至る。
 
薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

【主な著書】
同効薬おさらい帳
 
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